ICTに関して、私は一介のへたれユーザに過ぎない。だからこそマイクロソフトは嫌いである。大体彼らは儲けすぎである。この10月にはWindowsXP SP1のサポートが終了すると聞く。ちょっとライフサイクルが短すぎはしないか。…あまり言うと貧乏人のひがみにしか聞こえないので(まさにその通りなのですが)、これくらいにするが、マイクロソフトは庶民の敵だと思っていた。
その半面、オープンソースは神のような存在である。私も日頃からその恩恵に預ってしるし、いつも感謝している(ちょっとオーバーか)。
そう思っていた矢先GIGAZINEの下記の記事に注目した。
「オープンソース手法で開発される各種マルウェアについて」
http://gigazine.net/index.php?/news/20060928_opensource/
さっそくpdfで配布されている雑誌「Sage」もダウンロードした。
http://www.mcafee.com/japan/security/publication.asp
創刊第1号の副題は「オープンソースの利点とその代償」
まだ全部は読んでいないのだが、私が日頃から便利に使わせてもらっているオープンソースはマルウェア(悪意のあるソフトウェア)の作者も使っている、とのことである。私が Internet Explorer よりも信頼性があると信じているFirefoxと、同様の作成技法を使ってマルウェアの「信頼性」も向上しているようだ。
まだ全部を読んではいないのだが、暗澹たる気持ちになってしまった。
とにかく世の中、単純ではないということがよくわかった。オープンソースがもたらす脅威にどう対処していったら良いのだろうか。ある程度クローズドなシステムが台頭してくるのであろうか…。
今まではオープンソースというと肯定的な見方しかなされなかったのだが、これからは逆の面からの分析も盛んにされるのだろう。
しかし、拠って立つ場所が違うと見方がこうも違うものか、と「Sage」第1号を読んで思った。