Ubuntu 8.04 Hardy Heron でこの間から VMware Server Console 1.0.6 を使っている。ゲストOSを複数使っているのだが、Windows XP でUSBを認識させるには一部の設定ファイルの書き換えが必要とのことであった。詳細は以下のとおり。
/etc/init.d/mountdevsubfs.sh の" Magick to make /proc/bus/usb/work"以降の4行のコメントアウトを解除する。具体的には以下のようである。
# # Magic to make /proc/bus/usb work # mkdir -p /dev/bus/usb/.usbfs domount usbfs "" /dev/bus/usb/.usbfs -obusmode=0700,devmode=0600,listmode=0644 ln -s .usbfs/devices /dev/bus/usb/devices mount --rbind /dev/bus/usb /proc/bus/usb
Ubuntuフォーラムのスレッドにもあった。
Vmware Server 1.0.4 not picking Printer as USB peripheral in Gusty - Ubuntu Forums
私は「落ち穂拾い」さんの記事を介して知った。
VMware Server Console は無償配布されているソフトなので、このくらいの改造を強いられるのは当然か。VMwareはオープンソースではないだろうが、Linuxなどのオープンソースが一般人に受け入れられにくいのはサポートが期待できないという点か。もちろんオープンソースのサポートを提供する企業も少なくないのだが、元々が無償なので、企業ユーザならともかく一般ユーザはなかなかお金を払ってまでサポートを得たいとは思わないのかもしれない。
ウェブを検索すれば結構技術情報は得られるので、手間を惜しまなければLinuxデスクトップもかなり使えるとは思うのだが。
私は趣味でLinuxを使っているので、返ってこの面倒くささがたまらなく楽しいのだが、一般ユーザがLinuxを使う日はまだまだ来ないのかもしれない。
Vistaの件で多少一般消費者向けOS市場が流動化しつつあるように見えるが、私のような好事家の心をとらえても、Linuxデスクトップを一般の人が使うのはほとんどありえないのかもしれない