その可能性は否定できないかも知れない。今回の兵庫県知事選挙のことである。
私は県会での不信任決議で失職した斎藤元彦氏を応援していた(私は兵庫県民ではないので投票権はない。勝手に応援していただけ)。齋藤候補が追い上げていると聞いていたが、まさか当選までするとは思っていなかった。当確報道のあとのはてなブックマークユーザの反応をみて愕然とした。誰も喜んでいない。
そのときは「何でだろう。多くの兵庫県民は私と同じ意見だと思うのに…」と思ったのだった。やはりオールドメディアしか見ない人たちは考えが毒されているんだな、とまで思っていた。
冷静に考えてみれば、マスコミ報道ではパワハラを受けた県職員が公益通報をして知事を恨むとの言葉を残して自死までしているし、百条委員会を経て(まだ審議は終了していないと思うが)県会で不信任決議が可決されて失職したあとの出直し選挙なのだから当然の反応であった。
倉田真由美氏が11月15日の東スポの記事で述べられていたように選挙前に飛び交う情報が真逆のものだった。特に新聞・テレビなどのいわゆるオールドメディアとSNSを中心としたネットメディアの間で。
この辺のことについては中田敦彦氏の動画がわかりやすい。これは本当に県外の者からみれば「究極のミステリー」だった。動画は①、②と2本に分かれている。とても簡単に解説できる内容ではないということだろう。
私は普段からTVをほとんど見ない。もっぱらYouTubeを中心にウェブアクセスしている。今回の兵庫県知事選挙に関しては、私の場合は9月ころから斎藤元彦氏ってマスコミにハメられてるんじゃないの?と思っていた。テレビはもちろん新聞すらも真実を伝えていない(というかファクトチェックされていない情報を流している)のではないかと思っていた。
私は元テレビディレクターのさっきーさんの動画をみているのだが。視聴者からリクエストされて嫌々ながら(に見える)アップされた動画あたりから何か変だなと思っていた。
その後のさっきーさんの動画。このときは私は既に「何か変」から「絶対におかしい」に変わっていったと思う。
直前の動画、テレビの完全スルーも変だと思っていた。
テレビだけではない。毎日新聞の港湾利権追求、知事関係なしの記事
ネットでは監査中なのだから知事は関与しないし逆に関与したら変だろう。そもそも長年監査の対象にすらならなかったことを取り上げた監査人を採用したのが齋藤知事だ、と言われていたが(私は記事の無料部分しか読んでいないので記事には書かれているのかもしれいないが)応えていないようにみえた。
それから知事のパワハラに関して、百条委員会で認定されたのが机を強く叩いたことと丸めた付箋を投げつけたこと。これって解職すべきほどの内容なのだろうか。おねだりの件に関しては一部は明確に否定されているし。
優勝パレードの件も否定されているようだし。
斎藤氏にまったく問題がなかったというわけではないだろう。問題がなかったらそもそも疑惑は起こらなかっただろう。
しかし、ネットを見ていると今回のマスコミ報道や百条委員会の流れ(まだ結論は出ていないと思われるのになぜ不信任決議案を提出したのだろう)を見ていると怪しい感じがしてならない。もちろん私の事実誤認もあるだろう。しかし今回の選挙結果を見る限りは私と同じような意見の兵庫県民が相当数いるような気もするんですけどね。
80名も昔の同級生が県外からもやってきて応援されるような人物が、人を死に追いやるようなパワハラを行うようには見えないんですけどね。
あくまで私の個人の感想で、やはり私は陰謀論者なのだろうな。悲しい。