田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、コメントは承認制にします。)

新車が売れないらしい

 「痛いニュース(ノ∀`)」で見かけた
自動車メーカー社長 「なぜ車が売れないか正直言って分からない」
という記事にはワロタ。

 たしかに新車が次々と売れる時代のほうがどうかしていたのかもしれない。
「なぜ売れないかは、自分とこの期間工に聞けば教えてくれるよ」というコメントには考えさせられる。ニートなどの増大で低所得者層が増えているのも主な原因の一つだ。高額消費財である自動車だからこそ顕著だが、事態は自動車に限らず、消費全体が一定のレベル以下では低調なのであろう。景気回復なんて庶民には実感がない。

 それからスポーツカーも売れないらしい。国産で現行型のスポーツクーペなんてどれくらいあるのだろう…有名なシリーズはほとんど生産中止だ。ジェネレーションギャップというか若者文化も変わってきたのだろう。昔はソアラなんてものが爆発的に売れたものだが…。


 私は『イギリスはおいしい』に感銘を受けて林望氏の著作を続けて読んだことがあった。私が現在MTの車に乗るには氏の影響が多分にある。(英車好きの林氏とは違って私のは仏車であるが)

 書名は忘れてしまったが、たしか林氏はイギリスの車事情についても書いたものがあった。イギリス人はモノを大切にし、中古車もそれほど安くないが、売るときもある程度の価格で売れるという話があった。日本では幸いのことに中古車が(おそらくイギリスよりは)安く、最近は結構な数が出回っている。日本車も丈夫になり、かつ(おそらくは)部品の供給も長い期間行われ、一般の人達が中古車に対してそれほど悪いイメージを抱かなくなったことも新車が売れない原因であろう。日本車の最大のライバルは日本車なのだろう。


 私が次に乗るのは中古の日本車だろうな…。

 もちろん成人となった息子あるいは娘に私のプジョーを譲った後の話だが。(ちなみに娘は昨年七五三だった)
 不謹慎な物言いだが、亡くなったマイケル・ジョーダンのお父さんが乗っていたような赤のソアラが良いな…などと思うことがある。