先週、私の所有する自動車の車検が終了した。ちょっと思ったことがあったので簡単に書いてみる。
先週、車検が終わったのは新古車で購入した ホンダ・フィット (DBA-GD1)。中古車で購入なのだが登録後初めての車検であった。比較するのは2年前、正規ディーラーで車検を行った BMW R100GS。'91年日本で登録されたもの。こちらも中古で購入した。
奇しくも車検代がほぼ同じであった。新車同然だった旧モデル国産四輪と20年近く前の輸入バイクでは単純に比較しても意味がないかもしれないが、ほとんど同じくらいの費用がかかったので比較することにした。(ほとんど同じくらいの費用、ってからして、ある意味驚きだ)
なお、自動車の方は親戚の中古車取扱い業者から購入して、その方に車検もお願いした。親戚ということで若干サービスされているかもしれないが、おそらくは標準的な料金ではないだろうか。
ホンダ・フィットの方は初めての車検(つまり登録から3年め)ということもあって、エンジンオイルやCVTオイルなど交換すべき油脂類はすべて交換してもらった(ただしブレーキ関連は清掃のみ)。一方の BMW R100GS は経費を抑えるため、いつもはユーザ車検をしている。2年前は「たまには」と思い立って正規ディーラーにお願いした。こちらも交換すべきパーツは交換してもらったのだが、ブレーキのマスタシリンダの O/H 以外はなるべく最低限の交換であった。
ホンダ・フィットの料金は以下のようであった。円グラフの青色がパーツ代、黄色が納税のための印紙代と自賠責保険代、赤色がその他の経費である。
一方、2年前の BMW R100GS の車検代は以下のようであった。グラフの色は上記と同じ分野である。
パーツ代(青色部分)は多少の差があるが、注目すべきは赤色部分である。その他の経費であるが、このほとんどは技術料、いわゆる工賃である。
これだけの資料で即断することはできないかもしれないが、以前から正規ディーラーの工賃は高い気がしてきたのだが、納得する結果である。
(追記:一般的にバイクの方がクルマよりも車体が小さく、パーツも小さい。バイク整備ではクルマよりも安い値段の部品を時間と手間をかけて交換することがあるので、これだけでは比較できないかも。バイク同士、あるいはクルマ同士で比較すべきだった。しかし改めて、請求額の半分以上が工賃だったことには驚いた。)
オンボロ中古の二輪といえども、維持費はバカにならない。やはり輸入車ディーラーの技術料は国産の業者よりもかなり高いのではないだろうかと推察した。ちなみに私のフィットは、事故で大破したプジョーから乗り換えたのだがプジョーの車両検査代金はそれなりの(私にとっては高い)ものであった。
維持費が高いことが逆にステータスになっているのかもしれない。(私の R100GS はオンボロすぎてステータスどころではないが)
燃費の良いレクサスなどの高級ブランドが国内で苦戦するのもわかるような気もする。
今回、R100GS の整備資料をいろいろと漁っていたら、鮫洲にある、私が信頼する方のお店の料金が異様に安いことに気づいた。次に車検をプロに頼むときはそちらにお任せしようとも思った。
今年のバイクの車検は、とりあえずはユーザ車検にしておこうと思うのだが。