田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、コメントは承認制にします。)

Raspberry Pi 2 に Windows 10 IoT

 私の知人で、 Rapberry Pi 2 を Windows 10 で起動できない(SDカードにインストールできない)と言っている方がいた。たしかに今日ウェブ検索してみたら日本語の解説では今年の5月の段階の、Windows 10 正式リリース前の記事が検索上位に表示されるようだ。どうも最新の情報ではないようだ。
 私は以下の Microsoft 自身による解説に従ったらできたので、この通りやってみたらと知人に伝えたら、英語がよくわからないとのこと。そこで試しに簡単に抄訳(あるいは自己解釈による意訳)してみる。

ms-iot.github.io


 ただし、この手の情報はすぐ古くなってしまうので、検索サイトからこの私の記事をご覧になった方は最新の情報に注意されたい。また私の知人は勘違いしていないと思うが、Raspberry Pi 2 を起動する WindowsWindows 10 IoT である。'Embedded'の流れをくむ組み込み系のそれである。デスクトップのある通常の Windows ではないので、これまた注意されたい。私のような開発経験のない一般ユーザは無理してこれを使うのではなく、 Raspbian や 私の前回の記事Ubuntu MATE を使ったほうがより幸せに Pi 2 を使えるのではないかと、個人的には思っている。

 

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Raspberry Pi 2のUbuntu MATEでリモートデスクトップ

 私の身の回りで Rapberry Pi を購入している方が増えてきたので、私も釣られて Raspberry Pi 2 の Type B を購入してみた。Raspbian も SD カードにインストールしてみたのだが、普段私は Ubuntu を使っていることもあるので、公式サポートもされている(?) Ubuntu MATE を Raspberry Pi 2 で走らせてみた。ついでに xrdp をインストールして Windowsリモートデスクトップでアクセスしてみた。普通にアクセスできるので非常に驚いてしまった。名刺サイズくらいのボードで立派にコンピュータなのね。

 ちょっとハマったところなどをメモしてみる。

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SPAMメールのリンクを踏んでしまった話

 実は半年くらい前の5月の頃のことだ。私は自分のメールアドレスに送られてきたSPAMメールのリンクをうっかりクリックしてしまい、SPAMメールをまき散らしてしまったことがあった。「変なメールが来た」との連絡を知人たちから受け取って気がついた。私が受信したSPAM は "Flipora - Connect with Friends" というもの。以下のページが詳しい。

news:20150304 本学学生・教員を偽ったスパムメールについて (続報)

 リンクをクリックすると Google アカウントに接続を許可したアプリとして "Flipora - Connect with Friends" が登録されてしまうようだ。だから感染後にアカウントの設定で接続されたアプリを削除しなければならない。(現在の設定画面は上記のページの説明と若干異なるようだ)

 私がなぜそのリンクを踏んでしまったかといえば、受信したSPAMに私の知っているメールアドレスによく似たアドレスが表示されていたからである。アドレスの一部が異なっていたと思ったが、メールを削除してしまったので今となっては確認できない。

 それから普段使っているのが Linux デスクトップで Windows に感染するマルウェアの影響は受けないだろうと安易に考えてしまったことや、Google アカウントでは二段階認証を設定しているので、そう簡単にアクセスされないだろうと思い込んでしまったことも大きい。


 感染したとき、私の Gmail の連絡先には私自身が管理するメールアドレスが複数登録されていた。この SPAM はアプリの接続が許可されると Gmail の連絡先に対してSPAMを送り付けるようだ。つまり私が複数持っているメールアドレスのうちの一つでSPAMアプリに感染してしまったため、他の自分が管理するアドレスでもSPAMを受信するようになってしまったのだ。

 それでわかったのだが、感染直後は頻繁にSPAMメールが送られてきたのだが、夏が終わった最近になってようやく送られてくるSPAMの量が減ってきたようだ。それから不思議なことに先ほども書いたように SPAM によって表示されるメールアドレスの一部が本物と異なる点だ。わざわざ取得した(?)連絡先をなぜ変更して送りつけるのか。よくわからない。

 

 不幸中の幸いだったのが、私は Gmail の「連絡先」をほとんど利用していないことだ。Gmail の連絡先は一度メールを送ると自動的に登録されるようだが、非常に使いづらい。検索してみたら私と同じような意見の方がいた。

「Gmailの連絡先機能」はなぜ使いづらいのか « WIRED.jp

 もし Gmail の連絡先がもっとシンプルで使い勝手の良いものだったら、もっと多くのアドレスを登録していて、さらに多くの SPAM を巻き散らかしていたことだろう。皮肉なものだ。

 とにかく怪しいリンクはクリックしないに限る。肝に銘じておきたい。

プロキシ環境下でWindows Updateが失敗する件

 連休初めに仕事関連の話は場違いかもしれないが、先月気づいたことなど。

 会社組織などでプロキシサーバを介してウェブアクセスをしているところは少なくないのではないだろうか。そのようなネットワーク環境下で、特に WSUS などを利用していないネットワークに属する Windows クライアントで Windows Update が失敗する事例がある。失敗しても SoftwareDistribution フォルダをクリアしたりすると適用されたりする場合もあるのだが、かなり時間がかかる場合がある。

Tech TIPS:Windows Update/Microsoft Updateのトラブルを解消する(SoftwareDistributionフォルダを修復する方法) - @IT

 

 おそらくそのような事例の多くで Windows クライアントの WinHTTP のプロキシが正しく設定されていないことがあるようだ。うちの職場もそうだったし、知り合いの大学教授から、ある大学でも同様だったと聞いた。ひょっとしたらPC設置業者ですら今だにあまり知っていないような情報かもしれない。

 Windows には ブラウザでウェブアクセスする場合に設定されるプロキシ設定とは別に GUI では設定できない、CUIコマンドラインから設定する WinHTTP のプロキシ設定があるそうだ。以下のブログに詳しい。

WinHTTP proxyの設定方法まとめ|noramikeの雑記帳
 
もちろん Microsoft による情報もある。

プロキシ サーバーを使用する環境にて Windows Update を実行すると通信エラーが発生する

 

 設定方法などを改めて紹介すると以下の通り。

 ブラウザのウェブプロキシの設定が正しくされた Winodws パソコン(もちろん Vista 以降)にログオンし、管理者権限でコマンドプロンプトを開く。そこで、

netsh winhttp show proxy

と入力し、「直接アクセス (プロキシサーバなし)」と表示された場合はプロキシの設定がされていない。プロキシが使用されている環境でこれではまずい。

 Internet Explorer のプロキシの設定が正しければ以下のコマンドを入力する。

netsh winhttp import proxy source=ie

これで Internet Explorer のプロキシ設定が WinHTTP にも反映される。

 もし、プロキシ環境下で Windows Update の失敗が頻発するようであれば WinHTTP の設定を確認したほうが良いだろう。

日本車のタイヤハウスはなぜブカブカか

 もともと私はクルマ好きだったのだが、事故で愛車を大破させられて中古車に乗るようになってからはほとんどクルマの話題を口にしなくなった。でも自動車は大好き(しつこい)。比較的多くのメーカーのクルマを運転したことがあるが、平均的な日本人がよく口にする日本車は良いという言説には懐疑的だ。

 自分は輸入車マンセーというか、輸入車が一番という気にもならないのだが、常々どうして日本車は輸入車にくらべてタイヤハウスが大きいのかな、と疑問に思っていた。タイヤハウスが大きい。言い換えればタイヤのホイールがフェンダーアーチに比べて小径でタイヤが小さくボディ表面から引っ込んでいる。例えば欧州の高級モデルであるメルセデスアウディBMWなどはタイヤの表面がボディと一体化して決して引っ込んでいない。タイヤホイール径も大きくフェンダーとの隙間が小さい。デザイン的に非常に美しい。日本車でも高級車種を中心にそういうデザインもクルマもあるが、一般大衆車はおしなべてタイヤハウスがブカブカ。大きい体に小さいタイヤを履いている印象だ。

 

 検索してみてそのわけはわかった。スノーチェーンの装着がスムーズにできることを前提に国産車はデザインされているからだ。

autoc-one.jp

 

 そう作れという法律があるわけではない。しかし日本は、特に日本海側は世界でも有数の豪雪地帯。チェーン規制が毎シーズン恒常的に実施される。チェーン規制中にチェーンを装着しなければ道交法違反でユーザに迷惑がかかってしまう。そういう配慮からあのようなデザインになっている、とのことだ。これは自動車関係者には有名な話なのかもしれない。

 他の検索結果では道路事情や駐車スペースの事情からあまりサスペンションストロークが短いとダメな場合(クルマの腹、シャーシをコスってしまう場合)もあるとの説明もあった。なるほど。

 

 しかしよく考えてみると輸入車用のスノーチェーンも売っている。どうしてもスノーチェーンを装着できないモデルもあるようだが、装着可能な輸入車も数多くある。国産車でも高級車やスポーツカーのように装着不可を謳っている以外の車種でもそれほどタイヤとボディの隙間が大きくないものもいくつか見られる。これはなぜだろう。

 

 私の想像では、おそらくサスペンションを固めにするなど、技術的な努力である程度はタイヤとボディ間の隙間は狭くできるのではないか、しかしそれをやるとコストに響き、一般大衆車ではなかなかそれを実施できないのかもしれない。そんなことを検索しながら思った。

 

 中古で買った現在の私の愛車も積算10万キロを超えたので買い換えたいなと思いつつ自動車関連の検索をする今日このごろである。

 

Build 10525 でエラー 0x80310052

 前回の記事の続きである。Windows 10 Insider Preview を今更ながらこの9月になってからインストールし Build 10525 までアップグレードすることに成功した。ところがローカルホストにサインインしてみて気づいたのだが、新しいビルドが入手できない状態になっていた。スタートメニュー→「設定」→更新とセキュリティ→Windows Update の「詳細オプション」とクリックしていくと「修正」と表示されてアカウントを確認する必要がある旨のメッセージが表示される。Insider Program のサイトで作成したアカウントと関連付けようと画面のリンクをクリックしていくと最後にはエラー 0x80310052 が表示されて止まってしまう。


 いろいろと検索してみたが、私の場合は下記のページの情報で解決した。

Another case of "fix me" with 0x80310052 - how I broke it and - Microsoft Community


 実は私は、RTMWindows 10 やら Linux のいくつかのディストロとデュアルブートさせるために EasyBCD を使っているのだが、これでブートローダをカスタマイズしていると、このエラーが発生するようだ。ブートローダMicrosoft オリジナルのものに戻しておく必要がある。

 手順は以下の通り。

  1. デスクトップで「Windows キー」+「X」をクリックする。管理メニューが表示されるので「コマンドプロンプト(管理者)」をクリックする。
  2. コマンド「bcdboot C:\Windows」を入力して Enter。
  3. 次に起動メディアで起動する。私の場合は iso から Insider Preview インストール DVD を作成しておいたので、それで起動する。起動したら言語やキー配列を選ぶ前にすぐ 「Shift +F10」を押下するとコマンドプロンプトが現れる。
  4. そこで以下のコマンドを順に入力する。
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /scanos


 その後、再起動して再びサインインすると Update できる状態になっているはずである。
 私はしばらくはこの状態で使ってみようと思っている。

Windows10 Insider Preview Build 10130から10240へ

 自宅でいくつかの Windows 10 Insider Preview を使っている。そのうちの一つを再インストールし、Build 10130 から 途中を飛ばして現時点での最新 Build である10240 へアップグレードしてみた。そのときの方法をメモする。おそらくこの手の記事はすぐに古くなって再現しなくなるだろう。もし検索サイトからこの記事を探した人は最新情報に注意されたい。

 冒頭の「いくつか」というのは Linux ホストの VirtualBox のゲストOS としてインストール したのと、手持ちのデスクトップ PC の HDD のパーティションに入れてあるものだ(ちなみに私の場合なかなか SSD 化に踏み切れない。次回の主力機更新で検討したい)。後者は C: ドライブの空き容量が減ってきてしまったので再インストールを試みた。おそらく Office の Preview 版をインストールしたことによりシステムファイルが肥大化してシステム要件の容量を超えそうになってしまったのだろう。パーティションを切りなおして初期化して、Office 無しで再インストールしてみた。

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