私の身の回りで Rapberry Pi を購入している方が増えてきたので、私も釣られて Raspberry Pi ２ の Type B を購入してみた。Raspbian も SD カードにインストールしてみたのだが、普段私は Ubuntu を使っていることもあるので、公式サポートもされている(?) Ubuntu MATE を Raspberry Pi 2 で走らせてみた。ついでに xrdp をインストールして Windows のリモートデスクトップでアクセスしてみた。普通にアクセスできるので非常に驚いてしまった。名刺サイズくらいのボードで立派にコンピュータなのね。
ちょっとハマったところなどをメモしてみる。
まず私は普段から Ubuntu デスクトップを自宅でも使っているので公式サイトからダウンロードして圧縮データを展開して SD カードにインストールするのは非常に楽ちんであった。ほぼ以下の公式サイトの説明通り。（英語ですが難しい表現は使ってないのでわかりやすいのではないか）
Windows の環境からだとコマンドを走らせたりするのは難しいだろう。VMware とか virtualbox とかの仮想環境に Ubuntu をインストールして実行したりするのが良いのだろうか？Mac に関しては、私は持っていないので全然わからない。
Ubuntu MATE for the Raspberry Pi 2 | Ubuntu MATE
上のページに "Re-size file system" という節がある。インストール直後に驚いたのだが SD カード展開後、 df などでメディア使用量をしらべると 70％を超えている。満杯に近い状態だ。私は 32GB の SD カードにインストールしたのだが、そんなに容量を食うのかなと最初思ってしまった。どうもインストール直後のSDカードでパーティションが２つ切られていて、1番目の狭いパーティションにシステムファイルがインストールされてしまうようだ。（素人の予想だが容量の少ないSDカードにもインストールできるようにそのような仕様になっているのかもしれない）
とにかく、この節にあるように fdisk で第2パーティションを削除して resize2fs で残ったパーティションを拡張する。なお、私はビデオに関する作業はしない予定なのでライセンスの購入などはしなかった。
自宅には有線 LAN の環境もあるので Raspberry Pi 2 の Ubuntu MATE をネット接続させるのは比較的簡単だった。しかし USB の無線デバイスでも普通に認識できるとは思う。 sudo apt-get update も実行できた。ただ、ソフトウェアセンターから（synaptic だったか？）レポジトリーの最適化をしようと思ったのだが変更できなかった。Raspberry 用の仕様なのだろうか。とにかくアップデートにはそれなりに時間がかかった。
次に懸案のリモートデスクトップでもアクセスできるようにしたかったのだが、こちらはシステムをアップデート後、sudo apt-get install xrdp だけでなんとか行けるのではないだろうか。
以下の記事では Ubuntu Gnome Flashback を使っているようだが、これほどは難しくないはずだ。
第376回 Raspberry Pi 2にUbuntuをインストールし，RDPでリモートアクセスする：Ubuntu Weekly Recipe｜gihyo.jp … 技術評論社
ただし、私がハマったことが２つある。
１つめは私は 日本語入力に fcitx-mozc を使っているのだが、xrdp によるリモートデスクトップ接続で fcitx-mozc が正常に動作しないということだ。私の場合、代わりに ibus-mozc をインストールした。iBus であれば期待通りの挙動をするようだ。
２つめはキー配列がおかしくなるということだ。日本語キーボードで設定してある Windows からリモートデスクトップ接続で Raspberry Pi 2 にアクセスすると、MATE のデスクトップでは キーから入力した文字が英語仕様のキーボード（104キーボード？）で入力したようになってしまうのだ。
これについては下記のページに解説してある。apt を通してインストールした xrdp が 0.5.0系なので生じることのようだ。私の場合は km-0411.ini のシンボリックリンクを貼って対応した。
例によって素人の書くことなので正しくないかもしれない。一応は私はこれでリモートデスクトップ接続できている。
ラズパイ購入時にブレッドボードやジャンパーワイヤーなどの入った工作キットも買ってみたのだがまだ使っていない。最初にネットワーク接続から設定するのは邪道だろうか？徐々に工作もやってみたいと思っている。
