田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、コメントは承認制にします。)

バイクを降りた

 バイクを降りた。もちろんバイクを停めて降りたという話ではない。愛車を売却したのだ。もう私はバイクを1台も持っていない。
 昔、横浜でボスと呼ばれた人物が「世の中には二種類の人間しかいない。バイクに乗る奴と、乗らない奴だ」と言ったそうだ。自動二輪の免許をとった頃にバイク仲間からこの言葉を聞いた。当時はカッコイイと思ったが、自分が後者になる日が来るとはそのときは全然思わなかった。

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Ubuntu 17.10 から 16.04LTSへダウングレード

 自宅で Linuxディストリビューションである Ubuntu を常用している。半年ごとのリリースのたびにバージョンアップして、先日まで Ubuntu 17.10 を使っていた。しかし自宅の複数のPCで使っている Ubuntu すべてを 16.04LTS へダウングレードした。十年以上 Ubuntu を使ってきて、意図的にダウングレードしたのは初めてだ。

 先日 17.10 には一部のPCの BIOS を破壊するバグがあるという報道があり、ubuntu-jp のメーリングリストでも 17.10 の使用を控えた方が良いとの呼びかけがあったからだ。

pc.watch.impress.co.jp

[ubuntu-jp:5913] Ubuntu 17.10に極めて深刻なバグ、ダウンロード一時中止

 

 我が家ではリリースから1ヶ月以上 17.10 を使ってきて、これといって大きな不具合はなかったので、別にダウングレードしなくても良かったかもしれないが、一応念のためMLの呼びかけに応じてみた。16.04LTS はさすがに LTS (Long Time Support) だけあって安定している。次の4月に出る 18.04 も LTS なので、それまで 16.04 を使っていきたい。

 ちなみに Ubuntu ユーザには広く知られているが、そのバージョン番号はリリースされた年と月の組み合わせだ。17.10 であれば 2017年10月リリースだ。
 こういうバージョンの付け方はUbuntu の専売特許かと思っていたが、最近は Windows 10 のバージョンも類似している。 Windows 10 Aniversary Update は Windows 10.0(バージョン 1607) だし、Windows 10 Creators Update は Windows 10.0(バージョン 1703)であるが、それぞれ 2016年7月、2017年3月のリリースである。
 いつリリースされたかがひと目でわかるバージョン番号というのも便利なものだ。

 

 それにしても Canonical が支援する Ubuntu にしても致命的なバグは避けられなかったのか。私は門外漢の素人だが、改めて Operating Sysytem を作成することの困難さを想像した。

 

醤油スプレーを使っている

 毎日の食卓で醤油スプレーを使っている。明らかに醤油消費量が減った。醤油が食材に霧状にまんべんなく降りかかるので醤油を使わない割に満足感は得られる。使用はじめて約半月。今のところ血圧が目にみえて下がったということはないのだが、長いこと使っていけば多少は血圧降下が期待できるのではないだろうか。

 醤油スプレーは大概の100円ショップで売っている。私も近くの100円ショップで買った。地方でも簡単に手に入るのが嬉しい。

 

 醤油スプレーを買うことにしたきっかけは以下の記事を記事を目にしたことだった。

diamond.jp

 

 やはり塩分摂取量の多い地域は短命な傾向があるようだ。この記事中では、健康志向料理で有名なタニタ食堂のあきた支店で醤油スプレーを使っていることが掲載されている。

タニタ食堂では、健康に配慮し、味噌汁の塩分濃度は0.3%に抑えている。これは全国の一般家庭の半分以下。出汁をきかせるなど工夫を凝らしているが、しょっぱい味を好む秋田男性は物足りなく感じるようだ。

「あきたタニタ食堂」では、秋田県民向けに、醤油を霧状にしてかける醤油スプレーを用意している。

「醤油スプレーを使うことで、少ない量の醤油でもまんべんなく表面にかけることができます。普通に使うよりも、食塩の量を控えることができます」(あきたタニタ食堂マネージャーの桐生晶子(きりゅうあきこ)さん)

 こうしたサービスを実施しているのは、全国に10店あるタニタ食堂で秋田だけだ。

秋田県男性なぜ短命?寿命と健康に深刻な「都道府県格差」 | 健康格差 | ダイヤモンド・オンライン

 

 ちなみにうちは三世代同居の5人家族なのだが、私がスプレーを買った日に私が使う醤油スプレー(約50ml)と、他の家族4人が使う醤油差し(おそらく容量120ml)満タンにした。醤油スプレーを使うのは私だけなのだが、私のスプレーがまだ3分の1弱しか使っていないうちに他の家族の醤油差しが空になった。単純計算で他の家族が一人あたり約30mlの醤油を消費している間に私は約16mlしか消費していないことになる。この差は大きい。

 ところで家族用の醤油の消費量の多さも気になる。これはひとえに私の義父がなんでもかんでも醤油を多量にかけてしまうことによる。もちろん彼は私よりも血圧が高い。医者にも高血圧の治療で通っている。そしてもちろん医者からも塩分のとりすぎを注意されていて、私の妻も注意をしているのだが馬耳東風である。私も義父に醤油スプレーをすすめてみたのだが一向に興味を示さない。

 もし私の血圧がこれで下がれば、多少はスプレーを使ってもらえるのではないかと思っている。

http://2.bp.blogspot.com/-CmcxU7SKLss/UOJk3yTEAoI/AAAAAAAAKJs/DsgoQw2IwFs/s400/kenkoushindan_ketsuatsu.png

かわいいフリー素材集 いらすとや

 

ノートPCをSSDへ換装した

 4年くらい前に買ったノートPC hp pavilion 15 n212tu の HDD を SSD に換装した。HDD へ換装は今まで5回くらいやったことがあるのだが、今回は分解が難しかった。最近のノートPCは気密性が高く筐体がピッタリハマっている感じ。個人的には他の方へ同様の交換はオススメはできない。あまりいないと思うが、もし私の記事を参考にされる場合は、申し訳ないが自己責任で交換してほしい。壊れても保証はできない。

 このノートPCは、ちょうど手持ちのノートPC が壊れたときに私用で、数名と共同で文書作成をしなければならなくなったときに購入したものだ、IT関係者であれば Google ドキュメントなどオンラインで共同作成するのかもしれないが、当時はどうしても Microsoft Office で文書作成しなければならなかったので、Office がプリインストールされたエントリーモデルを購入したのだった。購入額をケチって Core i3 のものを買ったのだが、買った当初から動作が遅く、不快な感じがしていた。
 もともと Windows8.1 のモデルだったのだが Windows10 に無償アップグレードしてから益々遅く感じられるようになった。遅いからあまり使わない、使わないから Windows Update などに時間がかかり余計に使わなくなる、という悪循環に陥っていたと思う。

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スター・ウォーズ エピソード8について

 たびたび書いているが私はスター・ウォーズ・ファンだ。1977年に映画第1作目をみてから虜になった。もはやスター・ウォーズは私の宗教と言っても過言ではない。

www.gizmodo.jp


 私の場合、正確に言うと学生の頃、ある若者が囚われた姫を助け出すSF映画をみただけだった。物語は無事に姫を助け出し、メンバーはメダルを首にかけてもらってポーズを決めて終わりだったはず。ところが確か公開から1年くらいたってから "New Hope" という副題が発表になり、九部作の第四話めにあたると監督が言い出した、と記憶している。当時は九部作、全部みるのに30年くらいかかるんだろうか、と想像した。もちろんあれから40年たったが物語はまだ完結していない。

 それでもようやく物語の完結が近づいてきた。2年前にエピソード7を公開し、映画製作は順調に進んでいるようである。私のような長年のファンにとっては嬉しい限りだ。

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ETV特集「ロシア革命 100年後の真実」に思い出したこと

 11月25日(土)にETVで放送された「ロシア革命 100年後の真実」を見た。見たと言っても漫然と見ていたので私の感想は大したものではない。しかし1917年に2月革命、10月革命が起こっているのだから、確かに100年たったのか。私は歴史には全く詳しくないのだが、それでもロシア革命には歴史の素人なりに思い入れがある。

www.nhk.or.jp

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オイコノミアをよくみる

 私はいわゆる理系の大学出身だ。何十年も前のことなのでよく覚えていないが、たしか高校生の頃、小説などはあまり読まず文学はそれほど好きではなかったし、法学なんて勉強して何になるんだろうと思っていたし、ましてや経済学なんて金勘定の勉強のようで内心軽蔑していた。

 社会に出て気がついたのは、当時の世の中のおエライさん達はほとんど文系出身だということ。完全に文系が世の中を回していた。(IT技術の発達した現代はどうなんだろう?)
 ちなみに現在の中国共産党首脳部に理系出身者が多いのはよく知られた話だ。いろいろと説があるようだが、やはり池上氏などが指摘するように文化大革命によって都市部の文系出身者の多くが粛清されてしまった影響ではないだろうか。

中国にはなぜ理系指導者が多いのか | 池上彰 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

 

 そんな理系出身の私がNHKEテレの「オイコノミア」を欠かさず見ている。多分、今私が高校生だったら迷わず経済学部進学を目指しただろう。それくらい面白い。こんなネタが経済学の範疇なのか、と思うことが多い。MCのピース又吉さんの語りが朴訥として引き込まれるのとおそらく視聴者の関心を惹くように適当に経済学の研究を取捨選択しているせいが大きいのかもしれない。解説してくれる大学の経済学の先生のお話も非常に興味深い。実際の経済学はそんなに甘いもんじゃないのかもしれないが、とにかく視聴者を飽きさせない番組作りをしていると思う。おそらくネタに困るときもあるんではないかとも思っている、それで唐突に再放送が流れるときもあるし、しばらく本放送がお休みにあることもある(ビース又吉さんが超売れっ子になってしまってスケジュール調整ができないせいもあるのかもしれない)。

 

 オイコノミアのサイトもある。過去の放送内容もチェックできる。

www4.nhk.or.jp

 

 過去の番組のチェックといっても内容はあまり充実していない(失礼)。おそらくまとめるほど制作側に余裕がないのか、あまり詳しくまとめてしまうと定期的に似たような内容が放送されているのがバレる可能性があるからではないかな、と私は推測している。

 

 前回の放送は「悩める上司・部下へ 上下関係の経済学」だった。自分も年をとってきて気がついたら部下の立場から、何人か部下と呼べるような方々がいるようになってしまったので非常に興味深く視聴した。ネットで話題になっていた「フライドポテト論争」が話題に取り上げられていて笑ってしまった(たしかそんなのがあったか)。

上司との飲みでフライドポテトを注文するヤツは出世できない? | 社会貢献でメシを食う。NEXT 竹井善昭 | ダイヤモンド・オンライン

ちなみに私はフライドポテトはビールによく合うと思っているので注文されたら嬉しいけど。

 

 さて前回の放送で気になったのは「平均回帰」の実験。こんな実験を複数の出演者や街の人たちにやっていた。

 ダーツで的あてをしてもらい点数をつける。中心に近いほど高得点である、最初10回ダーツを投げてもらい得点の平均点を計算する(これを普通の「実力」とみなす)そのあと、2回またダーツを投げてもらって得点を記録する、ただこれだけの実験だ。

 この実験で何が言えるか。実は「実力」が高い人がその後の1回目のダーツ投げで失敗した場合おしなべて2回めに投げた方の得点が上がるのだ。逆に「実力」の低い人が1回目に投げたときの得点が高かった場合、ほとんど2回めの得点が下がるのだ。
 つまり人間というのは実力より低い不本意な結果が出た場合なんとか挽回しようと努力をするものだし、逆に実力以上の結果が出てしまうと、どうせマグレだろうというような意識が働くのかもしれないが、とにかく次の結果が悪くなる傾向が見られるということだ。これを「平均回帰」と呼ぶのだそうだ。

この「平均回帰」があるので、多くの上司が「部下が失敗したとき叱ると次の業績が上がる」と思い込んでいても、それは上司が部下を叱ったせいではない可能性がある、ということだ。

 

 前回の放送の後半は部下を潰してしまう「クラッシャー上司」の話だった。そこでこの「平均回帰」の話が出てきたのだ。たしかに上司が部下を叱って業績が伸びるなんてことは本当はないのかもしれない。また逆に褒めているのに業績が伸びないこともあるのかも。
 とにかく私はクラッシャー上司にはならないように気をつけねば、と思ったのでした。

 

 結構オイコノミアは面白い。未視聴の方におすすめしたい。