田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、コメントは承認制にします。)

例のビール瓶の件で思い出したこと

 ひょんなことから私は高校時代にやっていた柔道に最近また復活して、地元の柔道関係者から全柔連登録させられたり、紙上推薦といって昇段してしまったりしてしまった。
 一方、これまた縁あって一時期、空手のサークルの手伝いもしていた。私は空手の方は全然うまくならなかったし、今はほとんど縁遠くなってしまったのだが、幾分この競技の内情のようなものに触れることがあった。空手は流派が多い。拳が体に触れてはいけない寸止め系もあれば直接当てるフルコンタクト系もある。私は寸止め系の全日本空手連盟に所属するサークルを手伝っていたのだが、次回の東京オリンピックでの種目採択に本当に祝意を表したい。

 

 さて、長い前フリだったが全空連のサークルを手伝っていていろいろ気づいたことがあった。あるとき瓦割りの演武の準備を手伝ったのだが、あの瓦割りに使われる瓦は特殊なものなのだ。裏側に縦筋があって若干割れやすくなっている。「試割り瓦」で検索するといろいろ結果が表示されるので知りたい方は検索してみるとよいかも。

 

 さてさて、本日の話題はビール瓶である。この記事を書いた時点では説明がいらないと思うが、某横綱が酔ってある力士の頭をビール瓶で殴ったという件だ。これは非常に危険な行為だ。昔の映画やギャグ番組でビール瓶で頭を殴ると瓶が粉々になるというシーンがあったが実際にはあんな風にはならない。あんなに簡単に割れてはそもそも液体の運搬には適さないだろう。映画や芝居で使われるビール瓶は飴製だったりして買うと高いものらしい。必要ならば自作してみてはという問答が載っていた。

映画のワンシーンで使われる、撮影用の割れるビール瓶を製作したいのですが、自... - Yahoo!知恵袋

 

 ビール瓶といえば昭和生まれの私はすぐに火炎瓶を思い出してしまう。学生運動が機動隊などに火炎瓶を投げるシーンなど、当時のニュースに日常茶飯時に流れていたが、検索してみたらなかなか見つからない。多分以下の動画で学生が投げているのは、ビール瓶などによる手製の火炎瓶だろう。(1:40あたり)

youtu.be
爆弾が作れるくらい硬いものなのに頭を殴ってしまった、というのはやはり映画の影響とかあったのだろうか。とにかく瓶は硬い。頭などを殴ったら悲惨な結果にあるので絶対にやってはらなない。

 それにしてもくだんの横綱はたしか大学院に入学していたはず。大志を抱いていたはずだ。

日馬が法大大学院合格 史上初の院生横綱 - 大相撲ニュース : nikkansports.com


 検索してみたら法政大大学院か。(あ、某横綱って書いた意味が)
 このような行為がどのような結果を招くか理解できるはずだ。酒の席との報道もあるが酔っての行為で正常な判断ができなかったのだろうか。だとするとお酒もおそろしいもんだ。実を言うと私は最近ほとんど酒を飲んでいない。付き合いで飲むことがあるので、だいたい月にビール瓶で2本くらいの酒量である。最初はもの足りなかったが、今は慣れた。

 

 とにかくビール瓶は液体を運ぶのに適しているし、酒量の例示には便利だし、あまりおすすめできないが場合によっては爆弾にもなる。決して頭を殴るものではない。

iOS11で勝手にWiFiがオンになる件

 既に知っている人は知っていることだと思うが、一応メモしておく。iPhone を使っているが iOS11にしてからいつの間にやら WiFi がオンになる現象に悩んでいた。戸外で電話をかけようとしてロック画面をみると「○○に接続しますか?」とSSIDが表示されることがたびたびあって「仕様変更」されたことに気づいた。

 この現象を防ぐのは簡単。画面をアンロックして[設定]→[WiFi]→[オフ]というように設定アプリでオフにすると勝手にオンにならない。逆にコントロールパネル(画面の下側からスクロールさせて画面の前側に重なって表示されるやつ)で WiFi をオンにすると、この現象が生じる。WiFi スポットを探しているときは便利なのだが、私はバッテリー消費を抑えたいためになるべく WiFi をオンにしたくないので、ややありがた迷惑な機能だった。とにかく解決してスッキリした。

 

 iPhone といえば、私は9年前くらいの 3GS から使っていて今はまだ 5S を使っているのだが、イイカゲンもっと安い新型機種に切り替えたい希望はある。 iPhone X など10万円超の携帯電話なんて、私にとっては狂気の沙汰だ。ローン金額が大きいので問題も起きるくらい。

iPhoneXのローン審査に落ちる人が多発したそうで - Togetterまとめ


 私は関東平野部の田畑が広がる地帯に住んでいるのだが(要するに田舎)、私のリアルに付き合っている範囲では iPhone X を購入(または予約)した者はいない。Facebookでは、縁あって都会のプログラマーや開発やっている方の友達が少なくないのだが、X を入手できたかどうかで賑わっている。なんとなく世の中が二極化というか、格差が拡大しているような感じがしてならない(あくまで個人の感想です)。

 そう言いつつも一方、私はクルマを所有しマイカー通勤している。うちは農家なのでクルマはトラックもいれて6台ある(すべて軽自動車ではない)。自動車を所有するということは(軽自動車でなければ)車庫証明をとらなければならない。自動車税も毎年払い、2,3年ごとに車検をとる必要があるし、ガゾリン、エンジンオイルやタイヤなどそれなりの維持費がかかる。クルマを持っていなければ iPhone X なんて何台も購入できるくらいお金がかかる。もちろん、もしウチにクルマがなかったら毎日の生活にも困るだろう。

 

 話題がすっかりズレてしまったが、ようはライフスタイルによってお金のかけ方に多様性が著しくなってきた、ということなんだろう。クルマが売れないなんて、かなり前から言われていることだし。
 それにしても、初めて iPhone 3GS を使った頃は、そのまた十年くらい前に使っていた NT4.0サーバ よりも高いスペックに度肝を抜かれたののだが、最近は携帯ごときに10万円なんてかけたくないな、と思うようになってしまった。技術が進歩するにしたがって幸福度が増す…なんて単純には行かないのが人の世の常なんではないかな、とふと思ったりした。

ブラジリアンの店で飲んで気づいたこと

 不定期更新の私のブログもすっかりブラジルの話題ばかりになってしまった。それというのも我が家からそれほど遠くない場所に群馬県邑楽郡大泉町という町があるからだ。大泉町は全町民の実に一割以上が外国人、しかもそのほとんどが日系ブラジル人という町だ。一部では日本の「リトルブラジル」と言われている。

 実はひょんなことから、私はこの町の何人かの日系ブラジル人の若者と面識がある。そのうちの一人がお店を開いたというので先週末行ってみた。その若い私の友は、ブラジル料理の店を開いたと連絡してきたので行ってみたのだが、料理屋というよりは実際は飲み屋というかバーだった。私はあまりお酒が好きではないので少し困ってしまった。事前にアプリでメッセージを交わしていたあたりから嫌な予感がしていたのだが的中してしまった。結局ブラジル料理も食べられたのでよかったんだが、酔って前後不覚になる前に帰ってきた。うーん、やはりお酒はちょっと苦手。

 

 地図アプリを片手にようやくお店にたどり着いたとき、あいにく私の友は外出中で、代わりに彼の母親が店番をしていた。(開店時間なのに店主がいない、ってやはりラテン系だ!)ところでこのお母さんは片言の日本語しか話さないのでちょっと困ってしまった。私の他に客はいなかった。
 拙いけれど、彼女は知っている日本語で一生懸命に私に話しかけてくる。そこでダメ元で、これまた怪しい私のスペイン語で彼女に話しかけてみた。

 「まぁ、スペイン語はなすのね!スーバラシー!」と、しばらく私が怪しいスペイン語で話し、彼女が猛烈な速さのポルトガル語で私に返答をする、という奇妙な会話が始まった。

 彼女が盛んに言っていたのが「スペイン語ポルトガル語、よく似てる。ダイジョブ!」ということだった。私も何回かブラジル系の子どもとスペイン語を話すペルー系の子どもが仲良く遊んでいるところを見てきたのだが、自分が当事者になってはっきりとわかった。ポルトガル話者はある程度スペイン語がわかる。

 わかる、というか元々似ている言語だし、彼女の母国のブラジルはスペイン語圏の国々に隣接していることもあって、もしかしたらスペイン語を習ったことがあったかもしれない。いや、彼女もスペイン語にそれほど詳しい感じではなかったから、それはないか。やはり自然に理解できるのかもしれない。

 

 ところで現在、スペインではカタルーニャ州の独立を巡って対立が高まっている。私も少しカタルーニャ語の語彙を調べてみたのだが、素人考えだが、ひょっとしたらスペイン語(正確にはカスティーリャ語か)とカタルーニャ語の異差って、スペイン語ポルトガル語くらいなのかもしれない。少なくとも私が少し前NHKEテレで見ていた「旅するスペイン語」(第1期か?)で出演されていた平岳大さんが番組中に遭遇したバスク語よりは、ポルトガル語の方がまったくスペイン語に近い。ポルトガル話者とスペイン語話者がお互いに意思疎通できるのも不思議はないのかもしれない。

 

 日本にいることをすっかり忘れさせてくれるような会話に疲れてきた頃、ようやく店主である私の友が帰ってきた。もちろん彼は日本語もポルトガル語も流暢に話す。
 初めて彼と会ったときは冗談ばかり言うヘラヘラしたヤツだったのだが、店主としてカウンターでカクテルを作る彼はとても凛々しい。お店を立ち上げるにあたっていろいろと苦労もあったことだろうし、週末でこの客の入りだと先々が心配なのだが、立場が人を変えるのかもしれない。しばらく会わないうちに本当に大人になった。

 結局最後はブラジルで有名なカクテルであるカイピリーニャをいただいたのだが、甘く優しい口当たりと裏腹に結構強い酒だったようだ。カイピリーニャと、よく聞かないと理解できない彼の母の早口のポルトガル語にヘロヘロになりながら家路へと急いだのだった。

キオスケ・シブラジルへ行ってきた

 ブログ更新が滞りがちだが、前回の記事からの続きである。しばらく大泉町に行ってなかったので様子をみにいきたいと思っていた。ブラジル系のスーパーで買い物をしたことは何回かあったのだが、今回はどうしてもブラジル料理を食事を食べてみたかった。SNSで何人か日系ブラジル人の知り合いがいるので、どこか安く食べられるおいしい店はないかと聞いてみたところ、スーパーメルカド・タカラのそばのマーケットがおすすめとの返事。「マーケットってどこだよ?」と、こちらからメッセージを送っても再度の返事はなかった。仕方がないので自分で探しに行ってみた。実際に行く前にいろいろネットで下調べしてみたのだが、彼が言うのはどうもキオスケ・シブラジル大泉店のようだ。

キオスケ・シ・ブラジル 大泉店

 

 それにしても日本人には聞きなれないお店の名前。ウェブ検索してみると「キオスケ・シ・ブラジル」と表記してあるページもあるが、お店のロゴや看板は Kioske Cibrasil である。Kioske というのは Kiosk の複数形のようだが、Cibrasil の方はこれで一語のようだ。「キオスケ・シブラジル」という表記の方が合っているような気もする。それにしても Cibrasil の意味はまったく不明。Ciは接頭辞のような気もするが私が調べた範囲では解説がみつからなかった。また今度行ったときに店員に名前の由来でも聞いてみたい。

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 写真を私の Facebook に投稿したら知人から「ハローマックではないか?」とのツッコミが。たしかにこの外見は元ハローマックでまず間違いないだろう。

 店内に入ってみるとポルトガル語が飛び交い、日本語を話す人はおらず、看板やメニューもポルトガル語のみだったので一瞬ビビったが、注文を受けているイートイン・コーナーの女性に日本語で話しかけたら日本語で返答がきた。まったく「日本語でおk」だった。

 日本語の説明を聞きつつ適当に注文したのだが、私が鶏肉料理を頼んだら「牛肉は嫌いなのか?ダメなのか?」と逆に聞かれてしまった。実をいうと私は最近体重が増加傾向にあるので、なるべくカロリーの低い鶏肉を選んだのだが、ブラジル料理って基本は牛肉料理なのかもしれない。今度行くときは牛肉料理に挑戦してみたい。

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 ちなみにこのスーパーのイートイン・コーナーはブラジルの家庭料理というのが基本コンセプトのようだ。私が注文した料理はガーリック味のライスがついてきて、ホウレン草や豆の煮ものもあっさりとした塩味。日本の家庭料理にも似た感じもした。非常に食べやすい。

 料理にむさぼりついていると、注文を受けてくれた女性が小瓶をもってきた。

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 「ピメンタ。日本人はこれが好き。日本語で何と言うんだったけな…」多分彼女が言いたかったのは「胡椒」だろう。しかしこのピメンタは胡椒というよりはタバスコに近い。ピリッと辛くてやや酸味もある。「本当はブラジル料理って辛くないのよ」と。なるほど。ピメンタも私は好きだったが少しだけ付けて、あとはなるべくピメンタなしで食べてみた。
 
 キオスケ・シブラジルは食料品を中心とするスーパーなのだが、すぐ隣のタカラよりは規模が小さいようだ。すぐ近所に同じような店があると競争が激しいのかもしれない。でも私のSNSの友達はこちらを勧めてくれた。料理のサービスで差別化を図っているのかもしれない。
 それから一人で食べていると目立つかな、と思っていたのだが、家族連れやカップルが少なくないなか、一人で食事をたべているオジサンもいた(自分だってオジサンなんですけど)。どことなく疲れている感じ。おそらく仕事も終わってホット一息つきながらブラジル料理で故郷を思い出しながら食べているのかなと勝手に想像してみた。

 

 帰りがけにタマリンドのジュースを買って飲んでみた。ドロッとした粘性のある液体が甘酸っぱい。なんとも形容しがたい味。でも不味くはない。タマリンドはそら豆の仲間でビタミン、ミネラルを含み、アンチエイジング効果も期待できるそうだ。これまた飲んでみたい。

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 大泉町日系ブラジル人の多さに驚いてしまい、ここがブラジル人のたまり場なのだろうか、と思って調べてみたらそうでもないようだ。東海地方を中心に本州に広く分布しているようだ。

在日ブラジル人 - Wikipedia


 最後に、実を言えば日系人の友達が勧めてくれたのはこのキオスケと、あともう一つ、カミナルアというお店だ。

KAMINALUA 太田/館林 洋風居酒屋 のグルメ情報 | ヒトサラ


 機会があれば、こちらのお店にも行ってみたい。私は野球にまったく詳しくないのだが、どうもかつて中日ドラゴンズに所属したブラジル人の元プロ野球選手が経営しているお店のようだ。紹介記事をみつけて読んでみたが、人生ってわからないもんだ。とにかくこのカミナルアもそのうちに行ってみたい。

news.livedoor.com


 

 

 

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AEDの使用に関してASUKAモデルは広く知られるべき

 今月のはじめ新潟県の高校で野球部のマネージャが練習後に倒れて亡くなるという痛ましい事故があった。

www.asahi.com

 この記事に対するはてなブックマークのコメントもたくさん書き込まれており、新聞社への批判など、多少記事内容とは直接関係ない方向の議論もみられた。

はてなブックマーク - 女子マネジャー死亡、「呼吸」誤解? AED使ってれば:朝日新聞デジタル

 

 この記事を読んで私が一番に思い出したのは地元で受けた救急救命講習会のことだった。なんの因果か、私は2年連続で、異なる会場で異なる消防署の講師による救急救命講習を受けたのだった。

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