田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、コメントは承認制にします。)

非農家の戯言

 専業農家の義理の父母と同居するようになって十年以上が過ぎた。サラリーマン家庭に育った私は、最初は自然や新鮮な農作物に感動したが、最近は嫌なところや農村の抱える問題などが気になってきた。嫌なところは世間が狭く人間関係が固定化されてしまう傾向がある点など。

 私は専業農家の同居人に過ぎず農家ではないので非農家だ。農村地帯では農家でない人をこう呼ぶ。いまだにこの「非(ひ)」には抵抗を覚える。


 一方で、専業農家を続けることも最近では難しいようだ。農家は言うまでもなく個人事業主であり、その事業(農業)を継続していくには努力や体力だけではダメだと、傍で見ていて思うようになった。農家にもそれなりの計画性やら分析力がないといけないんではないかな、と思えてきた。実際、見通しを誤って資金繰りに困り、農家をやめて近所の工場などに働きに出る人や借金でどうにもならない状態になっている人も見かける。

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恋愛をしない若者たち

 田舎道をマイカー通勤している。音源はラジオしかついていないクルマに乗っているので行き帰りにラジオを聞くことが多い。私は野球をはじめスポーツ全般が好きではないので、FM以外の民放ラジオを聞くことが少ない。NHKラジオを聞くことが多い。先日、11月2日に「先読み!夕方ラジオ」で「増える恋愛しない若者たち」という特集を放送していた。帰宅時に偶然耳にしたのだが、その内容に驚いてしまった。今ならば放送のアーカイブをネットで聞くことができる。

先読み!夕方ニュース - R1 NHKラジオ第1

 

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娘が赤ちゃんだった頃

 私の息子は生まれて初めて話した言葉が「ママ」だったそうだ。私はその場面に立ち会ったわけではなかったが、ある日帰宅したら私の妻が嬉しそうに話していたのを記憶している。

 息子に続いて娘に恵まれたのだが、娘には一番最初に「パパ」と言ってほしくて毎日娘に向かって「パパ、パパだよ」と自分の顔の、鼻のあたりを指さして話しかけた。

 

 たしか娘の最初に話した言葉はパパではなかったと思うのだが、それでも娘に「パパ」と呼んでほしくて、言葉らしいものをしゃべれるようになったあとも一生懸命、娘に向かって「パパ、パパだよ」と続けていた。

 

 しばらくたって娘は自分で自分の鼻を指さして「パパ、パパ」というようになった。多分鼻を指で触るときにそういうものと思い込んだのかもしれない。あるいは自分の名前がパパだと思ったのかもしれない。いずれにせよ非常にガッカリしたのを覚えている。

 

 そんな忘れてしまっていたことをこの記事を読んで思い出した。ありがとう。

hitamu.hatenablog.com

SNSの友達リクエストに注意!

IPAが注意喚起を発表してました。

www.ipa.go.jp

 

私が以前書いた記事がまさにこれ。

SPAMメールのリンクを踏んでしまった話 - 田舎者Yの日記

 

5月頃の経験談で、もう収まっていたのかと思っていたら9月以降急増しているようです。

この記事が目に止まった方々は注意してください。

Raspberry Pi 2 に Windows 10 IoT

 私の知人で、 Rapberry Pi 2 を Windows 10 で起動できない(SDカードにインストールできない)と言っている方がいた。たしかに今日ウェブ検索してみたら日本語の解説では今年の5月の段階の、Windows 10 正式リリース前の記事が検索上位に表示されるようだ。どうも最新の情報ではないようだ。
 私は以下の Microsoft 自身による解説に従ったらできたので、この通りやってみたらと知人に伝えたら、英語がよくわからないとのこと。そこで試しに簡単に抄訳(あるいは自己解釈による意訳)してみる。

ms-iot.github.io


 ただし、この手の情報はすぐ古くなってしまうので、検索サイトからこの私の記事をご覧になった方は最新の情報に注意されたい。また私の知人は勘違いしていないと思うが、Raspberry Pi 2 を起動する WindowsWindows 10 IoT である。'Embedded'の流れをくむ組み込み系のそれである。デスクトップのある通常の Windows ではないので、これまた注意されたい。私のような開発経験のない一般ユーザは無理してこれを使うのではなく、 Raspbian や 私の前回の記事Ubuntu MATE を使ったほうがより幸せに Pi 2 を使えるのではないかと、個人的には思っている。

 

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Raspberry Pi 2のUbuntu MATEでリモートデスクトップ

 私の身の回りで Rapberry Pi を購入している方が増えてきたので、私も釣られて Raspberry Pi 2 の Type B を購入してみた。Raspbian も SD カードにインストールしてみたのだが、普段私は Ubuntu を使っていることもあるので、公式サポートもされている(?) Ubuntu MATE を Raspberry Pi 2 で走らせてみた。ついでに xrdp をインストールして Windowsリモートデスクトップでアクセスしてみた。普通にアクセスできるので非常に驚いてしまった。名刺サイズくらいのボードで立派にコンピュータなのね。

 ちょっとハマったところなどをメモしてみる。

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SPAMメールのリンクを踏んでしまった話

 実は半年くらい前の5月の頃のことだ。私は自分のメールアドレスに送られてきたSPAMメールのリンクをうっかりクリックしてしまい、SPAMメールをまき散らしてしまったことがあった。「変なメールが来た」との連絡を知人たちから受け取って気がついた。私が受信したSPAM は "Flipora - Connect with Friends" というもの。以下のページが詳しい。

news:20150304 本学学生・教員を偽ったスパムメールについて (続報)

 リンクをクリックすると Google アカウントに接続を許可したアプリとして "Flipora - Connect with Friends" が登録されてしまうようだ。だから感染後にアカウントの設定で接続されたアプリを削除しなければならない。(現在の設定画面は上記のページの説明と若干異なるようだ)

 私がなぜそのリンクを踏んでしまったかといえば、受信したSPAMに私の知っているメールアドレスによく似たアドレスが表示されていたからである。アドレスの一部が異なっていたと思ったが、メールを削除してしまったので今となっては確認できない。

 それから普段使っているのが Linux デスクトップで Windows に感染するマルウェアの影響は受けないだろうと安易に考えてしまったことや、Google アカウントでは二段階認証を設定しているので、そう簡単にアクセスされないだろうと思い込んでしまったことも大きい。


 感染したとき、私の Gmail の連絡先には私自身が管理するメールアドレスが複数登録されていた。この SPAM はアプリの接続が許可されると Gmail の連絡先に対してSPAMを送り付けるようだ。つまり私が複数持っているメールアドレスのうちの一つでSPAMアプリに感染してしまったため、他の自分が管理するアドレスでもSPAMを受信するようになってしまったのだ。

 それでわかったのだが、感染直後は頻繁にSPAMメールが送られてきたのだが、夏が終わった最近になってようやく送られてくるSPAMの量が減ってきたようだ。それから不思議なことに先ほども書いたように SPAM によって表示されるメールアドレスの一部が本物と異なる点だ。わざわざ取得した(?)連絡先をなぜ変更して送りつけるのか。よくわからない。

 

 不幸中の幸いだったのが、私は Gmail の「連絡先」をほとんど利用していないことだ。Gmail の連絡先は一度メールを送ると自動的に登録されるようだが、非常に使いづらい。検索してみたら私と同じような意見の方がいた。

「Gmailの連絡先機能」はなぜ使いづらいのか « WIRED.jp

 もし Gmail の連絡先がもっとシンプルで使い勝手の良いものだったら、もっと多くのアドレスを登録していて、さらに多くの SPAM を巻き散らかしていたことだろう。皮肉なものだ。

 とにかく怪しいリンクはクリックしないに限る。肝に銘じておきたい。