田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、コメントは承認制にします。)

事故は損

 知人から「もうフランス車は乗らないのか?」と言われた。近くに有名なシトロエンの中古屋があるのでまたいつの日かトライするときがあるかもしれないが当面はない。「結構、お金もらえたんでしょ?」冗談じゃない。以前乗っていた206SWが買えるほどのお金はもらっていない。(中古のFITを買って余るくらいのお金はもらえたが…)
 飛行機事故は自動車事故よりもかなり発生率が低いと良く言われる。逆にいえば拙ブログを読んでくれるような稀有な方々の身近にも事故に遭われた方がいることだろう。よくご存知のことかもしれないが、交通事故は被害者にとっても加害者にとっても損である。


 以前にも書いたのだが、私は車を大破させるような事故は2回めである。(よく生きているものだ)1回目は、これもやはりお気に入りの初代のホンダ・インテグラに乗っていたときのことだ。通勤で急いでいた私は久しぶりに脇道を通った。小さな隧道を抜けてカーブにさしかかると、なんとそこはT字路だった。工事で道が変わっていたのだった。ノーブレーキで交差点に突入後、右からの車とぶつかりほぼ正面衝突だった。なお、正面衝突の場合運転席どうしが非常に距離が近くなる。相手の驚いた顔を間近に見たのをたまに思い出す。

 事故の状況から私の過失具合が大きくなったのだが(たしか7:3)道路を変更しつつ手前に周知の看板をはっきり立てていなかった工事担当者に対して怒りを覚えたものだった。

 さて、事故の場合、通常は警察を呼び、簡単な現場検証をして事故車両を片付け(<これ大変)、あとは各自契約している保険屋さんを通しての示談交渉となる。前のインテグラの場合、修理代を見積り(たしか100万円くらいだった)それに相手方の過失割合を乗じた額が大体の保証金となる。私の前の事故のケースでは相手の責任は3割だったので、相手方から出るお金は約30万円程度であった。車を大破させて30万円である。逆に相手には修理代の、これまた満額ではなく7割しか行かないのだから損であることは間違いない。


 今回のケースでは相手がセンターラインをオーバーしてやってきたので過失責任は0:10 全額相手方の負担であった。しかしそれでも車両価格の分は補償がでない。減価償却されるからである。大体は車両の年式による。私の場合、四輪では初めての輸入車だったので購入4年めにして6万kmくらい走行していたと思う。ベースとなる車両算定価格が百万円とちょっとであった。(新車購入時は250万円くらい)

 しかし想像するに相手はもっと悲惨だっただろう。補償金も十分に出ないゆえに刑事罰というか行政処分に処せられた。プロの運送ドライバだそうだが、会社からも懲戒を受けたかもしれない。

 私は一度加害者側にたったことがあったので、不思議と相手への怨みはそれほどない。返すがえすも「事故はお互いにとって不幸」と思うものである。安全運転に優るものはない。


 私は不思議とお気に入りの車に乗っていると事故に遭うようである。当分車はFITにしておく。
(最近、好きになってきたのはちょっとヤバイか)