私は子供の頃からの食いしん坊で、果実のなる木が好きであった。残念ながら私の実家には柿くらいしかない。昨年からカミさんの実家に同居しているのだが、こちらは庭のあちこちに実のなる木がある。そうなると不思議なもので、あまり取って食べようという気がおこらなかった。
カミさんの実家という遠慮もあるのだが、農家の屋敷なのでまわりの藪も鬱蒼としていてあまり奥まで入る気にならない。1年以上も住んでいるのに庭のどこに何があるのかもよく把握していない。
さて、義父が「枇杷がなっている」と先週言っていたのを思い出し木を探しに行った。たわわに実っていたが、熟れすぎていて半分くらい腐っていた。ほとんど食べられる状態ではなかった。それにうっかり半そで短パンで行ったものだからかなり薮蚊に刺されてしまった。いまだに田舎暮らしに慣れていない。
藪から出てきて何気なく目を傍らにやると今度は無花果(イチジク)の木があった。ほとんどまだ青い実なのだが*1いくつかは食べられる。手を伸ばすと何かが落ちた。よくみるとノコギリクワガタであった。息子を呼ぶとムシキングにハマッている彼は大喜び。飼ってみようと言い出す。
彼は私に似て面倒見が悪い。今までに何匹ものカブトムシやクワガタを死に至らしめている。「どうせまた死んじゃうんじゃないの」と言うと、じゃ、このままで良いやと木に付けて置いた。その後ちょっとした用事があり、帰宅するとすでにクワガタはいなくなっていた。
そのときにブログのネタに写真でも撮っておけばよかったと後悔した。
写真が苦手で面倒見が悪い…師匠のPawpawさんと全く逆の性格だなw
*1:イチジクの実は本当は花なのだそうだ。