持っている人は知っていることなんだろうけど、手元の電源スイッチはリモコンなのね。反応がおかしいと思ってスイッチ部分を分解してみたら電池が出てきて驚いた。配線をなくすために無線にしてあるとか。すごく驚いた。日本にはない発想だなとも思った。
実はウチにはダイソンの掃除機はない。結婚した頃カミさんに勧めてみたのだが、高すぎるということで却下されてしまった。当時は7万円くらいしたと思う。
私は職場でダイソン掃除機を使っている。実を言えば他所の部署のものだ。あまり使用されていない様だったので、許可を得てたまに使っている。Dyson dc12 という、おそらくは初期の頃のモデルだ。
しばらく使ってみて、ダイソンもゴミが詰まるということがわかった。私の担当する部屋は比較的綿ボコリが多いのだが、ダイソンをしばらく使っていると中心のシリンダーの小さな穴が綿状のゴミで詰まってしまうのだ。気づくのに遅れると結構固くかたまってしまう。私は分解して水洗いをし、よく乾燥させてから組み付けて使った。こまめにゴミを捨てているとそれほどひどくつまることはないようだ。
分解も楽しい。実は取り扱い説明書は他の部署にあるので説明書なしで使っているのだが、それでも本体を眺めていると何となくパーツの分解の方法がわかるような気がする。ところどころにネジや切り欠きがあって、「分解してください」と本体が囁いているようだ。機械好きにはたまらない構造をしている。
さて、先日久しぶりに使ってみたのだが。手元のスイッチの反応が非常に鈍かった。どうしたものかとスイッチ周辺を眺めてみると半透明のプラスチックカバーの下に乾電池らしきものが見える。もしや、と思って分解してみると、スイッチ部分が単独に外れ、電子部品の基板と電池がセットになっていた。配線は基板部分以外はなく、塊で本体から外れた。間違いない。電波発生装置である。本体側に受信機があるのだ。たかが掃除機のリモコンに無線を使うなんて、すごい!と感心した。
やっぱりダイソンはすごいな。dc12 の情報をウェブで調べていたら、今のシリーズにはもう少しお手頃の価格のものもあることに気づいた。
もう一回カミさんに勧めてみようかな。
ウチの掃除機、壊れないかな…。