田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、コメントは承認制にします。)

Ubuntuでらじるらじる

 Adobe FLash Player の脆弱性をついた攻撃が相次いでいる。Adobe 社もアップデートを配布しているが十分ではない印象を個人的に持たざるを得ない。2015年2月の下記の記事に賛同し、私も所有するほとんどのPCからアンインストールした。

お別れの時だ:Flashを使うのをやめよう - 週アスPLUS

 

 Adobe Flash Player をアンインストールしていくつかのウェブアプリが動かないのだが、個人的にはNHKの「らじるらじる」が聞けないことの影響が大きい。現在いくつかのNHKラジオの語学講座を聞いているので。

 日常的に Ubuntu を使っているのだが、他の Linux ディストリビューションでも Flash player のプラグインはある。それを利用すれば、らじるらじるも聞けるのだが、こういう事情でそれは使いたくない。別の方法でトライした。

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Ubuntuグッズ購入

 ボーナスが支給されたこともあって下記のサイトを参考にして Canonical のサイトから Ubuntu グッズを購入してみた。

gihyo.jp

 非常に簡単だった。私の場合注文から10日くらいで届いた。思ったより速い!世界が狭い感じがして感激した。

 

 購入の際にわかりづらかったのは、

  1. 英語の住所表記
  2. Voucher と Worldpay

くらいか。前者は解説ページがあるので「住所表記 英語」とでもしてウェブ検索してみたらよい。支払いの際の Voucher は割引クーポンのようなものだから Voucher を持っていない通常の場合は空欄でかまわない。Worldpay はクレジットカードで国際的な決済をするときに利用するカード提携会社のようだ。クレジットで支払うときにはこれを指定する。Canonical のサイトでは私がこの7月に購入したときはマスターカードや VISA カードのロゴが表示されていた。これらのカードあるいは提携カードで支払い可能なのだろう。私は手持ちの VISA と提携している国内クレジットカードで購入できた。

 購入する際に注意すべきことは着れるもの(Tシャツなど)のサイズか。私は今回Tシャツは頼まなかったのだが、頼んだことがある人によると日本の S,M,L よりは若干大きめとのことである。欲しい人は注意されたい。私は今回帽子(キャップ)を頼んだのだがフリーサイズなので全然問題なかった。私は頭が大きいオッサンなのだが、もし小柄で頭の小さい方だとやや「深め」の帽子かもしれない。

 それから今回私は大体13ユーロくらい頼んだのだがカード会社からの請求が4,000円以上あってちょっと驚いた。送料がやはり12ユーロくらいかかっていて、その他手数料などもかかっていたようだ。もし同好の士が近くにいればまとめて大量に頼んだほうが割安かもしれない。

 それからマン島Canonical から来たんだと感動して梱包を開けたらキャップの内側に大きく 'Made in China' と書いてあって多少幻滅した。ま、現実はこんなもんでしょう。

 現職を退職したら妻とマン島へ旅に出かけ Canonical 本社を(もし可能なら)見学してバイクで島を一周するのが夢である。もちろんレース走行ではなくゆっくりとだが。

 

SataRaidでDebianインストール

 ちょっとハマったので自分用にメモ。素人の書くことなので的外れかも。

 自宅のデスクトップPCのハードディスクにいくつかのパーティションを切り、Windows 8.1 といくつかの Linux ディストリビューションをインストールし、grub2 のメニューで起動時に OS を選択して起動している。仮想ディスクに Windows 7 を入れたりもしているが、印刷やらタブレットとの同期やらでホストOS越しの入出力に不安があるので実機で起動時にOS選択する構成にこだわっている。
 ディスクの障害を何回か経験しているので Raid 1 を「ハードウェア Raid」で構成している。 SataRaid 、BIOS RAID あるいは fake RAID などともよばれているやつである。マザーボードは4年くらい前に買った ASRock 880GM-LE というもので、チップセットAMD 880G 、CPUは AMD Phenom II X4 である。UbuntuFedora ではインストールでは特に問題なくディスクアレイを認識したが、Debian ではなかなかうまく行かなかった。

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gnome-terminalが起動しなかった

 先日 HDD で Raid 1 を構成したため HDD を初期化して再インストールした。Windows といくつかの Linux ディストロでマルチブートにしているのだが Debian のインストールに手間取った。特に Gnome デスクトップで gnome-terminal が起動しなくてまいった。原因はロケールが正しく設定されていないためであった。

 

 Debian のテスト版 (Jessie) をインストールしたのだが fake Raid にインストールするには少し癖がある。以下のページを参考にしてほしい。

DebianInstaller/SataRaid - Debian Wiki

 UbuntuFedora は自動で Raid array を認識した。素人の私のいうことなので外れているかもしれないが Debian は最小構成でインストーラを起動していろいろな環境に対応するような仕組みだと思われるので他のディストロと違って何でも自動で設定をしてくれるようにはなっていないようだ。そんな Debian で私は LANG=C としてインストールしてしまった。以前サーバーをインストールしているときに日本語環境でインストールしていたところエラーメッセージが文字化けして読めなかったこと、さりとて英語環境にすると en_US.UTF-8 にすべきか en_UK.UTF-8 にすべきなのか悩むからだ(悩まなくてもよいのでしょうけど)このためにロケールが正しく設定されず gnome-terminal が起動しなかったのだろう。

 おそらく以下のやりとりと同様だと思われる。

gnome-terminal doesn't work maybe because of locale setting - Stack Overflow

 

 ちなみに gnome-terminal が起動しないとコマンドが入力できず難儀をするのだが、Linux デスクトップの場合は CtrL + Alt + F2 でコンソールに画面が切り替わる。CtrL + Alt + F7 で元のデスクトップに戻る。いちいち切り替えるのが面倒なのだがターミナルが起動しないときはこれで何とかなる。

 それから私の場合は上のやり取りとは違う方法で解決した。

# dpkg-reconfigure locales

で、取りあえず en_US.UTF-8 に設定しておいた。私は言語設定を英語(アメリカ)にして fcitx-mozc もインストールして日本語を入力できるようにする、という変わった設定にしてある。英語の勉強のためでもある。

 ちなみにコマンド入力の前に

# apt-get install debconf

としないと dpkg-reconfigure が not found になるかもしれない。

 同じことで悩んでいる人の助けになれば幸いである。

 

[追記]

バグのようですね。

#746415 - gnome-terminal: will not start with non-utf-8 locale - Debian Bug report logs

Ubuntu 14.04でPDCを構成する

Ubuntu Server を使ってファイルサーバ兼イントラネット用のウェブサーバを構成している。12.04LTS で運用していたのだが 14.04LTS にアップグレードした。そうしたらインストールした CMS が動かなくなっってしまった。 たいして重要なサーバでないので 14.04 で再インストールしてみたら今度は、 Primary Domain Controller (PDC) が以前の smb.conf で動作しないことに気がついた。samba のバージョンが変わったことによる影響かもしれない。自分用に設定をメモしてみる。

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XPマシンにXubuntuを

 Windows XP のサポートがこの4月に切れたので自宅にある XP マシンにXubuntu 14.04 をインストールしてみた。今のところ特に問題なく使えている。日本語も表示、入力できている。

Get Xubuntu « Xubuntu

 

 私は今まで何回も Linux ディストリビューションをインストールしてきたので特に問題はなかった。しかし他の人にも Windows XP の代替として Xubuntu を勧めるかと聞かれれば、勧めないと答えるだろう。LinuxWindows とは全くの別物であるし、サポートはなく基本的に自己責任で使うしかないからだ。

 しかし、それも覚悟の上という方には勧めたい。Linuxディストリビューションの中では Ubuntu が比較的扱いやすいし、同じ Ubuntu でもデスクトップを Unity から Xfce に変えた Xubuntu であれば、XP が快調に動作していたハードウェアなら同様に動作するであろうから。

 本当は Lunbutu の方が使用するメモリ、専有するストレージ容量などがより少ない。しかし私は以前プロキシが必要なネットワークで Lubuntu を使っていたのだが、設定を標準のものから変えようとすると多少難しい印象を持った。Xubuntu であれば Lubuntu にはやや劣るが、デスクトップや各種設定もやりやすいし「軽量」と言えなくもない。Ubuntu 系のディストリビューションの比較に関しては以下のページが詳しい。

Ubuntu 派生ディストリビューション その3 - Ubuntu・Kubuntu・Xubuntu・Lubuntu・Ubuntu GNOMEの比較 (14.04版) - Ubuntu kledgeb

 

 最新刊(といっても半年以上前だが)の Ubuntu Magazine 2013 Summer には Xubuntu の紹介記事も載っている。

 

 

 Microsoft Word や Excel で作成したデータも数値や文字データが中心でマクロなどが付随していなければ Linux のアプリケーションで開くこともできる。特に最新バージョンの LibreOffice であれば再現性は高いと思われる。また使ってもらえば Unix 系の、POSIX 準拠の OS の勉強にもなるはずだ。

 

 Xubuntu をはじめとする「軽量 Linux」に興味を持ってくれる方が増えることを希望してやまない。

 

Windows と Linux のデュアルブート

 Windows 8 系と LinuxデュアルブートさせるにはブートローダWindows Boot Manager (Bootmgr) にしておいたほうが良いようだ。

 

 Windows 8 は 8.1, 8.1 UPDATE と重要なリリースが相次いだ。これらのアップデートを適用する際に再起動がかかるのだが、ブートローダが Bootmgr でないとアップデートの適用に失敗するようだ。EasyBCD というブートローダのカスタマイズツールがある。こちらでは Linux も選択して起動できるように設定できる。Linux とのデュアルブートを設定したい方は Windows で このツールを使ってブートローダの設定をしたほうがよいかもしれない。

窓の杜 - 【NEWS】ブートローダーのカスタマイズツール「EasyBCD」v2.2が正式公開、Windows 8へ対応

 

 以前私は、Windows 8.1 と 7 と Linux でマルチブートさせていたのだが、アップデートに失敗し再インストールするハメになったことがあった。

年末年始に再インストールしてた - 田舎者Yの日記

  ついでにそのとき Windows 8.1で作成したシステムアックアップは Windows 8 のインストール DVD ではリストアできないことに気づいた。

Windows8.1でシステム復元できない件 - 田舎者Yの日記

 

 その後私は Windows 7Virtualbox の仮想ディスクへ移行し、デスクトップPCは Windows 8.1Linux のいくつかのディストロを grub2 マルチブートするだけにしておいたのだが、先日リリースされた 8.1 UPDATE でまた失敗して正常に起動できなくなってしまった。

 

 今回は Windows のインストール DVD を使ってコマンドプロンプトで起動し bootrec.exe を使ってブートローダを Bootmgr に再設定してアップデートを適用することに成功した。こんなことなら最初から grub2 ではなく Bootmgr にしておけばよかったという話。

  ちなみに bootrec による修復に関しては検索するといろいろな情報がヒットする。例えば以下の記事など。

備忘録:Windows7が起動しなくなってスタートアップ修復もできないときの対処法 - Dull as a Butterknife the Next Generation

 

 そもそも自宅で Linux を使うなんて少数派もいいとこなのだが、私の同好の友人は Windows の類をすべてLinux ホスト の仮想ディスクに入れてしまっている。今どきデュアル(マルチ)ブートってのも流行らないのかな。私はデバイスへのアクセスに Windows を使うことがあるので全部仮想化する気にならなかったのだが、8系になってそれもありかな、と思い始めている。