Windows XP のサポートがこの4月に切れたので自宅にある XP マシンにXubuntu 14.04 をインストールしてみた。今のところ特に問題なく使えている。日本語も表示、入力できている。
私は今まで何回も Linux ディストリビューションをインストールしてきたので特に問題はなかった。しかし他の人にも Windows XP の代替として Xubuntu を勧めるかと聞かれれば、勧めないと答えるだろう。Linux は Windows とは全くの別物であるし、サポートはなく基本的に自己責任で使うしかないからだ。
しかし、それも覚悟の上という方には勧めたい。Linux のディストリビューションの中では Ubuntu が比較的扱いやすいし、同じ Ubuntu でもデスクトップを Unity から Xfce に変えた Xubuntu であれば、XP が快調に動作していたハードウェアなら同様に動作するであろうから。
本当は Lunbutu の方が使用するメモリ、専有するストレージ容量などがより少ない。しかし私は以前プロキシが必要なネットワークで Lubuntu を使っていたのだが、設定を標準のものから変えようとすると多少難しい印象を持った。Xubuntu であれば Lubuntu にはやや劣るが、デスクトップや各種設定もやりやすいし「軽量」と言えなくもない。Ubuntu 系のディストリビューションの比較に関しては以下のページが詳しい。
Ubuntu 派生ディストリビューション その3 - Ubuntu・Kubuntu・Xubuntu・Lubuntu・Ubuntu GNOMEの比較 (14.04版) - Ubuntu kledgeb
最新刊(といっても半年以上前だが)の Ubuntu Magazine 2013 Summer には Xubuntu の紹介記事も載っている。
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Microsoft Word や Excel で作成したデータも数値や文字データが中心でマクロなどが付随していなければ Linux のアプリケーションで開くこともできる。特に最新バージョンの LibreOffice であれば再現性は高いと思われる。また使ってもらえば Unix 系の、POSIX 準拠の OS の勉強にもなるはずだ。
Xubuntu をはじめとする「軽量 Linux」に興味を持ってくれる方が増えることを希望してやまない。