田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、コメントは承認制にします。)

Build 10525 でエラー 0x80310052

 前回の記事の続きである。Windows 10 Insider Preview を今更ながらこの9月になってからインストールし Build 10525 までアップグレードすることに成功した。ところがローカルホストにサインインしてみて気づいたのだが、新しいビルドが入手できない状態になっていた。スタートメニュー→「設定」→更新とセキュリティ→Windows Update の「詳細オプション」とクリックしていくと「修正」と表示されてアカウントを確認する必要がある旨のメッセージが表示される。Insider Program のサイトで作成したアカウントと関連付けようと画面のリンクをクリックしていくと最後にはエラー 0x80310052 が表示されて止まってしまう。


 いろいろと検索してみたが、私の場合は下記のページの情報で解決した。

Another case of "fix me" with 0x80310052 - how I broke it and - Microsoft Community


 実は私は、RTMWindows 10 やら Linux のいくつかのディストロとデュアルブートさせるために EasyBCD を使っているのだが、これでブートローダをカスタマイズしていると、このエラーが発生するようだ。ブートローダMicrosoft オリジナルのものに戻しておく必要がある。

 手順は以下の通り。

  1. デスクトップで「Windows キー」+「X」をクリックする。管理メニューが表示されるので「コマンドプロンプト(管理者)」をクリックする。
  2. コマンド「bcdboot C:\Windows」を入力して Enter。
  3. 次に起動メディアで起動する。私の場合は iso から Insider Preview インストール DVD を作成しておいたので、それで起動する。起動したら言語やキー配列を選ぶ前にすぐ 「Shift +F10」を押下するとコマンドプロンプトが現れる。
  4. そこで以下のコマンドを順に入力する。
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /scanos


 その後、再起動して再びサインインすると Update できる状態になっているはずである。
 私はしばらくはこの状態で使ってみようと思っている。

Windows10 Insider Preview Build 10130から10240へ

 自宅でいくつかの Windows 10 Insider Preview を使っている。そのうちの一つを再インストールし、Build 10130 から 途中を飛ばして現時点での最新 Build である10240 へアップグレードしてみた。そのときの方法をメモする。おそらくこの手の記事はすぐに古くなって再現しなくなるだろう。もし検索サイトからこの記事を探した人は最新情報に注意されたい。

 冒頭の「いくつか」というのは Linux ホストの VirtualBox のゲストOS としてインストール したのと、手持ちのデスクトップ PC の HDD のパーティションに入れてあるものだ(ちなみに私の場合なかなか SSD 化に踏み切れない。次回の主力機更新で検討したい)。後者は C: ドライブの空き容量が減ってきてしまったので再インストールを試みた。おそらく Office の Preview 版をインストールしたことによりシステムファイルが肥大化してシステム要件の容量を超えそうになってしまったのだろう。パーティションを切りなおして初期化して、Office 無しで再インストールしてみた。

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VDIをWindows10に

 いまさらながら Linux ホストの virtualbox のゲスト OS の Windows 7 Pro を Windows 10 Pro にアップグレードしてみた。

 以下のフォーラムの投稿を参考にして、私の場合はうまくいったが、毎度のことながら適用は自己責任でお願いしたい。

virtualbox.org • View topic - Cannot force update to Windows 10 from Windows 7 Pro (Guest)

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私のパスワード管理方法

 JR原宿駅に展示されたIPAによるパスワードの強化を呼びかける"胸キュン"漫画風のポスターが話題になっている。

IPA、“胸キュン”漫画でパスワードの強化を訴求 - 原宿駅の大型看板に設置 | マイナビニュース

 背景にはパスワードクラッキングによるサイト攻撃が頻繁に起こっていることがあると思われる。昨年も「リスト型攻撃が止まらない」という記事もあった。

ITpro NOW - 「リスト型攻撃」が止まらない:ITpro

 「リスト型攻撃」はあるサイトから漏えいしたパスワードのリストにより他のサイトへ不正ログインを試みる手法だ。冒頭のポスターの趣旨とは若干異なるが様々なサービスに対する「パスワードの使い回し」も大きな問題だ。

 

 最近はSNSを始め各種のウェブサービスが増えた。10個以上のパスワードを持っている人も今や普通なのではないか。「パスワードの使い回しをやめよう」と呼びかけても「どうやって複雑なパスワードを複数(たくさん)作り、それを忘れないでいるか」という方法を示さないと効果がないと思われる。原宿駅のポスターは現在、IPAの特設サイトで閲覧できる。複雑なパスワードを作ろうと呼びかけているようだが、たくさんの複雑なパスワードをどうやって保持・管理するのかという視点に欠けている気がする。

 私のパスワードの基本は「思い出せるパスワード」だ。知人のN氏から教えてもらった。パスワードを忘れるのは仕方がない。忘れた時に思い出せる、つまり「どうやってパスワードを作ったかを覚えておく」ことが重要なのだ。

 

 まずパスワードの基本として、パスワードを破ろうとする者の裏をかく必要がある。つまり

  • 辞書に乗っている単語などを使わない
  • 123456等の単純な並びのものは使わない
  • 長さをある程度長くする

ということだ。ただしあまりパスワードを長くすると誤入力が頻発する。長さは8〜15文字くらいだろう。

 

 私のパスワードの作り方は以下のようなものだ。
 まず思い出せるようなフレーズを考える。例えば「私はR100GSが好き」(私は空冷OHV BMW R100GS というオンボロバイクに乗っている)
 英語にすれば "I love R100GS"。

 適当に大文字にして "ILoveR100GS"。これで十分だと思うが、リスト型攻撃を防ぐためにもパスワードの一部にサービス名を入れてみる。例えば hatena のサービスに使うためには "HateneILoveR100GS" とか。

 ミスタイプするかもしれないので頭文字などにして少し短くしてみる。"HILoveR100GS"。続いてよくハッカーがやるように一部のアルファベットを数字にしてみる。例えば i→1 o→0 e→3 特殊文字も使ってみる a→@ i→! ということで先程の例なら "H!L0v3R1ooGS" という具合。あまり文字変更を複雑にすると逆に思い出せなくなるのでホドホドにしたほうが良いかもしれない。それからサービスを表す文字が1文字だけではやはりリスト攻撃の対象になってしまうかもしれない。hatenaだったら"HTN"にするとかの文字数を増やす工夫をしたほうが良いかも。 "HTN!L0v3R100GS"などである。

 

 しかしそれでもほとんど使わないサービスは忘れてしまうことがある。システムによっては初期パスワードのまま変更できなかったり、忘れた場合メール配信でリセットするなどの仕組みがない場合がある。そういう場合は「ノートにメモしておく」。

 ダメじゃん、と言われそうだが、私の場合ちょっと見つかりそうにない場所にノートを隠してあるので、これで十分かなと思っている。とにかく最後は物理的にメモしておくのもある程度有効ではないかと思っている。付箋に書いて机上に貼っておくのは論外だが。

 それから私の場合ブラウザーに覚えこませて同期してある。私の場合はもっぱら Google Chrome に覚えこませて同期してある。Chrome で同期する際「暗号化する」聞いてくるようであるし Google アカウント自体も2段階認証を利用しているので、ある程度は安全と思われる。Windows クライアントなどで複数ユーザがログインして使う環境だと漏洩する恐れもないこともないが、自分の場合はほとんど自分のみが端末を使う環境なのでこれで十分な気がする。

 

 用心深い方だと同期サービスは使わないのはもちろん、自宅のPCのストレージも暗号化してるようだ。たしかに自宅で盗難されるリスクを考えるとそうした方が良いのかもしれない。しかし私の場合、面倒なので当面はストレージの暗号化は考えないつもりだ。

 

 駄文なのだが、もし(ウェブ検索で)パスワード作りで悩んでいる方のお目に止まって少しでも参考になれば幸いだ。

ネット断食してみた

 ある一定の時間インターネットへのアクセスをしないことを一部で「ネット断食」と称しているようだ。

ネット断食…安らぎ戻るオフライン

 私も先々週の週末と先週末にやってみた。きっかけはうちの下の子がタブレットにハマって勉強する時間が極端に減ってしまったことだ。カミさんは私のせいだと言わんばかり。確かに我が家で一番ネットを使っているのは私だ。子どもにタブレットは一日1時間まで、と約束させる代わりに私も週末はネットを使わないようにしてみた。やってみての感想など。

 

検索できないもどかしさ

 日曜日ごとにネット断食してみた(といってもまだ2回やっただけだが)。先々週はバイクで移動することが多かったのでそれほど気にはならなかったが、行き先々でスマホの地図アプリを起動しそうになった。緊急事態に備えてネット断食といっても念のためスマホは携帯していたのだが、検索できないもどかしさというのをたびたび感じた。逆に如何に普段ネットに頼っているかを自覚した。これが「依存症」というものかもしれない。

 ちなみに先週の日曜日はネット断食に失敗してしまった。いきなり試行2回めで断食失敗したのだが、それはうちの水道の蛇口が壊れてしまったからだ。町内の水道工事屋さんを検索したり修理方法を調べてみたのだが、結局はうちの爺さんが昔修理したときに余っていたパーツでなんとか応急処置をした。来週は代替品を買いに行く予定。急な故障でネットを使ってしまったのだが、それ以外はインターネットアクセスしないように心がけた。半日以上はネット断食できたので自分では満足している。当たり前かもしれないが、やはり急な故障あるいは事故などが起こるとネット断食とはいってられない、と感じた。

 

テレビを見る時間が増えた

 2回ほど(正確には1日半)ネット断食してみて、テレビをつけている時間が増えたような気がする。やる前はもっと本が読めるかな、と思っていたのだが、自分の場合はそうはならなかった。静かな部屋というのが妙に気になる。パソコンに向かっていたときはそんなことは感じなかったのだが。元々自分がテレビっ子として育ったということも影響しているのかもしれない。とにかく妙に手持ち無沙汰な感覚もあった。あとになってよくよく思い返すとテレビを見て得るものはほとんどなかったというか、見なくてもよいような番組ばかりだったなと思った。今週末もネット断食するのだがテレビを見る時間も減らすようにしてみたい。禁断症状とか出そうでちょっと怖い感じがしなくもないのだが。

 

昔を思い出した

私は昭和の時代に生まれ育った。パーソナルコンピュータ(とも最近は言わないな)やインターネットが普及したしたのは就職して結婚した頃だ(正確には私は晩婚だったので結婚する前だが、当時私の友人はほとんど結婚していた)。当然、昔はネットがないのが当たり前だった。そんな昭和な週末を思い出した。そういえば子供の頃、学生の頃の週末ってこんな感じだったかも。多少大げさかもしれないが妙に懐かしさを覚えたのはたしかだったと思う。これなら毎週末ごとにネット断食できそうな感じがした。

 

心の平安は取り戻したか

これは微妙。まだ2回しかやってないので。しかも2回めは我が家の水道の故障でネット検索するなどして失敗しているので。ただ何となく不安というかイライラする感じはある。自分はネットに「毒されているな」と感じられたのは収穫か。


 もう少し、週末ごとのネット断食を続けてみたい。個人的には2007年に呼びかけられてその後立ち消えになってしまったプロジェクト「シャットダウンデー」を一人で実践している感覚なんだけども。

シャットダウン・デー - Wikipedia

PCを廃棄した

 8月のことなので既に3ヶ月近くたってしまったのだが遅ればせながら書いてみる。

 7月下旬にそれまで使っていた Acer のノートPCが壊れてしまった。急に電源が入らなくなったのだ。ウェブ検索すると試すべき手段がヒットし、そのほとんどをやってみたのだが回復しなかった。私は HDD の換装などもしていたのでメーカーの保証は得られないと思い、思い切って廃棄することにした。購入してから4年程度で壊れたのは我が家の最短記録だ。夏は30℃超になる部屋で使用したのが悪かったのだろうか。

 いざ捨てようと思って驚いたのはPCリサイクルのマークがなかったことだ。添付された保証書類も保管してあったのだが見つからなかった。私のは2010年に秋葉原の比較的小さい店で購入したものだった。もちろん保証期間はとうに終わっている。Acerのサポートのサイトを見つけて調べるとマークがないと有料ということで困ってしまった。(あとでよく読むと2004年10月以降購入のものは無料だった。)

日本エイサーサポート|リサイクルサービス概要

 

 そこで以前も利用したことがある東松山の「浜屋」というリサイクル業者に持ち込んでみた。

中古家電買い取り・輸出販売・リユースの浜屋HAMAYA|HOME

 

 全国的には三郷市にある「パソコンファーム」のほうが有名だが、我が家からは浜屋のほうが近い。それから持ち込むと買い取りという形でいくらかお金になる。そういうこともあって浜屋を利用した。今回は結局二千円くらいのお金が返ってきた。おそらく部品をジャンク品として売るのだろう。

 数年ぶりに浜屋さんのお世話になって驚いたことがいくつかあった。

  • お店が大きくなって買い取り場所が移転していた。
  • 建築廃材と思われるものを運ぶ車で渋滞していた。(私も少し待った)
  • 品川や栃木など他都県ナンバーの車を見かけた。
  • 南アジア系と思われる外国人を見かけた。おそらくバイヤーではないか。

 ものすごく繁盛している感じ。やはり新興国の経済成長で日本からリサイクル品を売りさばく業界も潤っているんでしょう。

 慣れている人はPCが壊れたからジャンクとしてネットオークションに出品するのだろうけど、私のような不器用な者は近くのリサイクル業者を見つけて引き取ってもらうのも手っ取り早い方法ではないかと思った。

pdfのテキストを無料で編集する

今さらながら pdf ファイルのテキストを Libre Office Draw で編集できることを知った。

pdf ファイルで申請書類をいただき、プリントアウトしてペン書きで記入する必要があった。あいにく私は Acrobat なのど pdf 編集ソフトを思っていない。フリーウェアで編集するできないかと検索していて Libre Office Draw で編集できることを知った。

やってみるとそれほど難しくはない、ドロー系の画像編集ソフトと使用感が似ている。pdf ファイルを Daw で開いてテキストをクリックするとテキスト部分が編集できる。テキストの追加もできる。編集後 pdf としてエキスポートすると編集後の pdf ができる。

Libre Office は意外と使える。