最近私が使っている Ubuntu 7.10 の起動が遅くなった気がした。ブラウザの起動もそうで、たまにフリーズあるいは突然に落ちることが続いた。次から次へとパッケージを入れすぎたせいかもしれない。数週間前にメインメモリを1GBから2GBへ増設したせいかもしれない。
システムが不安定な感じがあったので、思い切ってOSを再インストールした。同じだとつまらないのでまたFedoraに戻してみた。Fedoraを使うのは3年ぶりくらいである。いろいろとディストリビューションを乗り換えるのは邪道だろうが、それが趣味でもあるのでw やってみた。
拙日記には検索サイトから来られる一見さんが多いようだ(涙)。おそらくディストリビューションの選択で悩んでいるLinux初心者の方も少なくないだろう。私もその一人なのだが、次のページは参考になる。
Linuxディストリビューションの比較 - Wikipedia
最初はBittorrentでダウンロードしようと思ったのだが田舎のADSLのせいか速度が上がらない。仕方がないので近くの本屋でLinuxのムックを買って付属のDVDでインストールしてみた。ちなみに『日経Linux』は12月号が記念号だったようだ。しまった買いそびれた。定期的にチェックせねば。
Fedoraに戻ったのは3年ぶりなので、単なるユーザの私でもいろいろと感じるものがある。今回のUbuntuからFedoraへの乗り換えの感想などをメモしてみる。
- 意外とUbuntuと使用感が似ている。両方とも私はデフォルトのGnomeを使っていたせいだろう。
- 以前よりもインストールが楽である。(おそらく他のディストリビューションも同様だろう。)
- 単純な話だが、青を基調とするデスクトップが新鮮。(Ubuntuは赤茶一辺倒だったので。Kubuntuにするなり、自分でデスクトップをカスタマイズするだけのことだが。しかし色の印象が一番強烈だった。)
- rootがいる環境に手間取った。Ubuntuに変わった頃はrootがいないことに違和感を持ったのだが。今にして思えばsudoは便利だ。
- aptやsynapticが懐かしい。yumでaptとsynapticを入れてみたが、レポジトリが壊れている旨のメッセージが出たのでremoveしてしまった。(おそらくキチンとインストールできる方法はあるのだろう)
- RPM系は今はCentOSが注目されているようだ。Fedoraの場合、日本語による解説ページ(ブログ)は多いのだが、仕事でLinuxを使って入る人はCentOSに移行している雰囲気を感じた。(Fedoraでヒットするページは個人の趣味的なものが多い。)
- UbuntuよりFedoraの方が、日本語で書かれた解説ページが多いような印象を持った。Redhatの中の人が頑張っているのか?
- RPMは数多くネット上にあるので嬉しい。(私はvmplayerのゲストOSとしてWindows2000を使っているのだが、移行が楽であった)
ちなみに以前よりは簡単なのだが、FedoraはやはりUbuntuよりも気を使う。私はLinux機をsambaサーバとしてもを利用している。Ubuntuのときはほとんど自動的に設定されたのだが、Fedoraではyumでパッケージの選択から間違えてしまった。Synapticではsambaを選択すれば自動的に他の必要なパッケージが指定されるのとは大きく違う。(勉強になるといえばなるのだが。Ubuntuの方がよりオートマチックな感じだ。)
それから同じGnomeデスクトップでも、Nautilusの外観がUbuntuのと全然違うので戸惑ってしまった。メニューバーから 編集→設定→動作→常にブラウザ・ウィンドウで開く を選択したら同じになったが。