何気ないことが記憶の底に留まることがある。昔であれば「あれは何だったのだろう」とつぶやいて終わりだったのだろうが、現代はウェブ検索という、魔法のランプにも似た力を誰もが使うことができる。(たまに全然役に立たなかったり、個人情報が晒されたりして恐いこともあるのだが)
昔の国語の教科書で、戦争中の物語でナチスから逃亡しようとした者が僧侶からのあるプレゼントによって生き長らえるという話を読んだ気がした。いつもだと「あれは何の話だったのか」と思って終わってしまうのだが、試しにいくつかのキーワードでウェブ検索してみた。
あった。私が読んだのと同じ作品だ。そうか「一切れのパン」というのか。F・ムンテャーヌという方の作品のようだ。
http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Sakura/4493/hitokire.html
非常に懐かしい。少しだけ自分の中学時代を思い出した。
それにしてもウェブ検索というのはすごいものだ。