囲碁棋士の藤沢秀行先生が亡くなった。帰りのクルマのラジオで知った。大分前に体調を崩されていたから、とうとう亡くなったか、と思った。ちなみにアナウンサーは「ふじさわひでゆき」と呼んでいた。本人もそう名乗っていたから仕方ないのだが、囲碁好きは皆「しゅうこう先生」と言う。ちょっと違和感を覚えた。
昭和を代表するプロ棋士だった。破天荒な人生でエピソードは尽きない。いろいろ伝説はあるのだが、ブロゴスフィアはこのことが話題になってない感じがする。梅田望夫氏の将棋のお話が話題になるのと比べて、囲碁ファンの私にとってはちょっと寂しい。
でも、呉清源先生はお元気なのだよな。まったくスゴイことだ。
それからライバルと言われた坂田先生もお元気だ。Wikipedia の次の文が目に止まる。
ライバルであった坂田栄男とは個人的にもウマがあわなかったようで、藤沢が日本棋院から除名処分を受けていた際、坂田は藤沢を激しく非難した。ただ藤沢の死去に際し、「対戦成績は私の方が良かったが、才能は私よりあったと思う」(毎日新聞)と語っている。
ホント、この人たちは勝負師だったんだな…。目から汗が出てきた。