田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、コメントは承認制にします。)

 『インターネットと法』

 先日、都内に出かけた際に何冊か本を購入した。ネットで本を買うこともあるが、やはり手にとって本を選ぶのは良いものである。現在、酒匂一郎 著『インターネットと法』という本を読んでいる。
インターネットと法 (信山社リーガルクリニック叢書)
 専門書を読むと眠くなるのだが、興味深い具体的な事例を交えながら、わかりやすく解説していてわたしにとっては珍しく眠くならない本である。検索していて気がついたが同名の本があるようだ。章末にはQUESTIONSがあるところをみるとセミナーや講習会のテキストとして使われているのであろうか。答えが載ってないのが少し残念。

 ご多分に漏れず、個人情報保護法が気になって買ってみたのだが、この本の発行年月が2003年12月となっている。筆者は冒頭のはしがきで「立法者が三つの言葉を訂正すれば全文庫は反古となる」という19世紀の法学者ユリウス.H.キルヒマンの言を引用している。たしかにこの手の最先端の事例を扱う書物は書き辛いだろうなということは容易に想像できる。新版がでれば個人的には買わないと思うが、読んでみたいと強く思った。

 私自身、ブログは初心者でもいわゆるパソコン通信の経験者であるので、この本に書かれている事例は「あぁ、そういうこともあったな」と身近に感じられるものばかりである。しかし、つい数年前のことが既に歴史の1ページになっているのね(嘆)