別に書かなくても良いことで、それがどうしたという話なのだが、個人のブログなので書きたいと思ったことを書いてみる。
近所のローカルなニュースでも全国的に報道されると驚くことがある。
まず8月21日に熊谷のスーパーにおける食中毒でO157が検出されたニュース。
O157で5歳女児重体、2人重症 埼玉・熊谷のスーパー販売のポテトサラダ食べる(1/2ページ) - 産経ニュース
最初の感染者が出た食彩館マルシェ籠原店は、私も数回利用したことがある。さほど自宅に近いわけではないので頻繁に利用したわけではないのだが、私のお気に入りのスーパーの一つだったのでショックだった。
ちなみにマルシェは品揃えがユニークで近所の他のスーパーとは一風変わった品揃えだ。私は惣菜の方は利用したことがなかったのだが、国内産の瓶詰めのリンゴジュースをそこで買ったことがある。たしか他のスーパーでは見かけない品だったと記憶している。もちろんジュースはおいしく、お店にも好印象を持った。
またマルシェは夜遅くまで営業しているようだ。私は夜にこの店で買い物をしたことがないので記憶が曖昧だが、たしか24時間営業だったときがあったような気がする。そんなこともあって地元では人気のスーパーだったように思えた。だからこそ地元住民へのショックは大きかったと推測できる。
この食中毒の発端はこのスーパー食彩館マルシェの中のでりしゃすという惣菜店で販売されたポテトサラダが原因とされたが、報道にもあるようにマルシェとでりしゃすは同族企業で群馬県太田市のフレッシュコーポレーションが経営している。このフレッシュコーポレーションは旧名フジタコーポレーションといって群馬県を中心とする北関東で、フジマート、食彩館マルシェ、アバンセを経営する企業だ。うちの近所にも3種類のお店があっててっきり別の会社だと思っていたのだが同族会社だと知って驚いたことがある。
このフジタコーポレーション(現フレッシュコーポレーション)は一時期はファミリーブックなどの書店も経営していた。どうやらこちらはゲオに売却したようだ。
それから先程引用したフジタコーポレーションの Wikipedia の項目をみるとコメダ珈琲店のフランチャイジーを思われる(株)グローバルライフという会社も保有しているようだ。コングロマリットとまではいかないにしても、かなりの多角経営の企業のようだ。
Wikipedia をみてもこんがらがりそうな資本関係なので、ちょっとどういう企業なのか興味が湧くが、とにかく最初の感染者のうちの重体だった5歳の女児は意識が戻って回復に戻っているようだ。
O157、意識不明の女児が回復 ポテトサラダで感染:朝日新聞デジタル
基本的に私は食彩館マルシェは気に入っていたので、衛生管理に十分に配慮していただいで元のようにユニークな品揃えを提供し続けてもらいたいものだ。
いずれにしてもこの食中毒事件はインパクトのあるニュースだったのだが重体患者もいるようだということでブログに書かないでいたら今度は群馬県大泉町で逮捕しかけた外国人の逃走劇である。
警官に激しく抵抗、手錠かかった状態で男が逃走 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
こちらは無事身柄確保となったようだ。
逃走36時間 ベトナム人の男を逮捕 立ち回り先を捜査 | NHKニュース
それにしても不思議なのは熊谷市のコンビニで逮捕されていることだ。大泉町と熊谷市の間には坂東太郎の異名を持つ利根川が横たわる。日本でも有数な流域面積を持つ河川で熊谷あたりでも川幅は相当広い。この地域で徒歩で利根川を渡ろうとすれば通常は刀水橋を通る。ところでこの橋は太田市に工場を構えるスバルが車両を輸送するルートでもあり夜中でも交通量が多い。あんな橋を半裸で片手に手錠をぶら下げて歩いていたら一発でみつかってしまう。それでは泳いで渡ったのだろうか。中洲が大きいところもあるので泳ぎ渡れないこともないだろうが、このところ雨が多かったので無事泳いでもかなり川下に流されると思われる。妻沼のグライダー場あたりまで流される可能性が強い。逮捕時はすでに服を来ていたようにも思える。いすれにしても警察がマスコミに対して公表していない事実があるのだろう。そのうち報道でわかることになるかもしれない。
ところでこの外国人を最初に取り逃がした群馬県邑楽郡大泉町はたびたび私がブログで書いている町だ。町民の10%以上、十人に一人以上が外国人という町だ。
グローバル化する地方 - 田舎者Yの日記
この町の外国人は90年代に出入国管理および難民認定法の改正により労働力として導入された日系ブラジル人だった。しかし最近は他の国籍の者もしばしばみかけるようになった。
第4日曜日に開催される大泉町の「活きな世界グルメ横丁」も在日ブラジル人をはじめとする南米各国の人々に加えて最近ではトルコやチュニジア、ロシア人の方もみかける。
そんな町で起きた今回のベトナム人の逃走劇である。外国人が一旦増えると急速に国際化する、そんなことをこのニュースは示しているように私には思える。
正直なところ、私には日本にこれ以上外国人が入ってきてほしくないという気持ちもある。しかしそれはもう止められないという考えも持っている。またもちろん全ての外国人が犯罪者ではない。真面目に働いている人は国籍を問わずたくさんいる。ただ、国籍を問わず犯罪者もいて、その犯罪者が日本語を解さない、かつ文化的な背景が異なる者である場合も十分に起こりうる。今となってはそういう、日本人による犯罪が起こるのと同じように、外国人による犯罪も起こりうることを想定して暮らしていくしかないのだろう、という至極当たり前のことを私は思っている。このことを忘れずにいることが大事なのだろうとも。
いずれにしても次の休みには、しばらく地元警察の警邏巡回が続くであろう大泉町坂田にあるスーパーメルカド・タカラに買い物に行こうと考えている。