埼玉県北部の農村部に住んでいる。私が学生の頃、夏というと熊谷の花火大会ぐらいだった。市街地は大変混むので荒川の上流の橋桁から見たこともあった。
関東では隅田川の花火大会がテレビ中継される。おそらくその中継が始まった頃からだと思うが近隣の自治体が花火大会をやるようになった。関東平野部なので20kmくらい離れていても条件がよければ花火を見ることができる。
8月はその花火大会のピークである。元々は小さな町や村でも花火を上げていた。例の平成の大合併でうちの近所の自治体は大きくなり数が減った。しかしどういうわけか、旧町村で行われていた花火大会は大体存続されているようだ。中止になるのは寂しいという地元の人の声が大きいためかもしれない。
しかし、私が当地に引っ越してきた頃は物珍しさもあってよく二階のベランダで花火を見たりしていたのだが、最近はちょっと閉口している。ここのところ毎週末ドカンドカンと夕暮れ後の外がやかましいのだ。子どもたちはクーラーの効いた部屋でテレビを見ている。私はといえば、テレビは嫌いなのでウェブアクセスをしているのだが、私のPCがある部屋にはクーラーがなく窓が間近にある。暑いから窓を開けるのだがそうすると外から花火の爆発音が…。
もういい加減花火大会も合併して数を減らしてくれないかな…。こんなこと思うのは少数なのだろうか。8月になるとやかましい週末の夜が憂鬱だ。