微妙に忙しい日々が続いて日記を更新する気が失せている。相変わらず大したことは書いていない日記ではあるが。
他の方々もすでに書いていることだが、日本では来年の地上アナログ放送停止があり、テレビ放送は大きな曲がり角を迎えつつある。
考えてみたら、私は60年代はじめの生まれなのだが、日本で始まったテレビ放送を享受してきた世代だ。ちょうど『20世紀少年』に描かれた世代と例えることもできる。TV放送開始当時はまだ白黒放送が当り前であり、カラーTVが近所のうちにはいったと聞いては他人の家に上がり込んで見入ったりした。(当時はカラーTVを購入したら近所の人を招くという「風習」とでもいえるような時代の雰囲気があった)東京オリンピックは私には全然記憶にないのだが、アポロ11号月面着陸は連日のように報道されていたことを覚えている。私は行けなかったのだが、大阪では万博があった。自宅ではTVをつけっぱなしにして母親によく叱られたものだった。
そんな元祖テレビっ子と言われるような私でもテレビをほとんど見なくなった。もっぱらインターネット閲覧に時間を費やすことが多くなった。実を言うと今でも私はテレビをダラダラと見ることもある。いや、つけているといったほうが良い。あまり真剣に場面をみることは少なくなった。モニターでネットをチェックしつつ、面白そうだと番組を見ることがある。最近はテレビをつけずインターネットの KeyHoleTV で見ることも少なくない。
日本でもテレビ局がつぶれるのではないか、という記事をよく見かけるようになった。あるいはそうなのかもしれない。私などは典型的なネットユーザなので、間違いなくつぶれるだろうなというような「確信」すら持っている。
しかし例えば以下のまとめ記事を見たのだが、案外そう簡単にテレビ局はつぶれないのかもしれない。記事の内容は個人的に非常に興味深いものなのだが、記事の最後に引用されているテレビ番組も興味深いものだ。
催眠術使えるけど質問ある? 働くモノニュース : 人生VIP職人ブログwww
私は YouTube でみたのだが、非常に面白かった。やはりテレビにはかなわないなとも思った。記憶を作る、という研究があったこと自体私は全然知らなかった。
…と思ったのだが、しかし最近は Ustream でも面白い中継がある。ただ漏れと称してゲリラ的に有名人と対談をセッティングしてネット配信している方もいる。(特に、そらのさんはすごいパワフルな女性だと思った)カメラアングルなどの撮影技術で最初はプロにはかなわないと思っていたのだが、最近はなかなか良い具合だ。何と言ってもコンテンツに魅力がある。そういう意味ではテレビの優位点というかアドバテージも徐々に削減されつつあるのかもしれない。個人のブログなので全く無責任に書いているが、ひょっとしたら本当にテレビ局がつぶれる日は来るのかもしれない。
そういえば、私が漫然と眺めている KeyHoleTV の技術開発元はコグニティブリサーチラボという会社らしい。なんと代表は苫米地英人さんであった。スピリチュアルなものを感じてしまった(笑)。