1月1日付でYahoo! Japan のトップページのデザインが変わった。概ね良好な評判のようである。
拒否反応が少ないYahoo! Japan新デザインと曙の終わり:坂本多聞のインサイドアウト - CNET Japan
私は大晦日Twitterしながら紅白をダラダラ見ていたのだが、そのときWindowsXPを使っていたので全然気がつかなかったのだが、Ubuntuで Yahoo! Japan アクセスすると以下のような警告文が表示される。
Yahoo! JAPANトップページの全機能をご利用いただくには、以下の環境が必要となります。
Windows:Internet Explorer 5.5以上、6.x、7.x / Firefox 2.0以上 Macintosh:Safari 2.x
Windowsでアクセスするとわかるが、小さいウィンドウが開いたりといろいろと技を駆使しているようである。開発者としては随分と苦労したこととは思う。
しかし、Linuxデスクトップユーザとしては、ちょっと残念にも思う。少数派なので仕方がないのだが、寡聞にして恐縮だが、自分の知る範囲では海外のページでプラットフォームを限定する「ポータルサイト」は記憶にない。かつてMSNがIE以外を使用すると警告文が出たが、それも最近は出ない。
もちろんすべてのプラットフォームで完全に動作することを要求するなんて無理な話であろう。しかし、海外の場合は動かなくてもわざわざ断らないのではないか。例えば Adobe Reader などはLinux版では印刷できない。私はウェブ検索するまで気がつかなかった。Linux版をダウンロードする際、特に注意書きなどなかった。
使用する際に使用条件を承認させるソフトウェアとブラウザで勝手に閲覧できるポータルサイトでは同列に論じることができないのかもしれないが、目障りなので一定の期間の後に上記の注意書きが掲載されないことを望む。
いや、そもそもOSやブラウザなどのプラットフォームに依拠するポータルサイト作りというのはどうなのだろう。
所詮はゴマメの歯ぎしりなのだが、Linuxデスクトップも利用する私には残念な改訂であった。
(追記)
以下のようなサイトを見つけた。なるほどね。素人の私の考えもマンザラではないか。
ブラウザ判定(しかもダメダメ)しているYahoo! Japan - WebStudio
(追々記)
他国のYahoo!サイトとデザインを統一しただけじゃね?という意見を複数で見聞きしました。念のため本家Yahoo.comとか中国雅虎とか閲覧してみましたが、Ubuntuでは通常通り表示されます。やはり変な警告が出てデザインが変化するのは日本のものだけです。
ちなみにUserAgentSwitcherでUbuntuのFirefoxをVistaのIE7に偽装させてアクセスするとWindowsと同様のデザインになる。クリックしてみたが不具合なく動作するようです。私は素人なのでよくわかりません。おそらくは細かい設定をしていて想定外のプラットフォームでアクセスするときちんと動作しないのでしょう。
それにしても日本のYahoo!が他のYahoo!と違うデザインになっているということに、ほとんどの人は気づかないようです。(仕方ないか)
(さらに追記)
1月4日、仕事から帰ってUbuntu 7.10 + Firefox2でアクセスするとなんとYahoo!JapanのデザインがWindowsでアクセスしたのと同じようになっていた。警告文も消えている。
おそらくは細かい挙動はWindowsなど同じというわけには行かないのだろうが、へたれLinuxユーザとしては大いに満足した。
私はソフトウェア開発や細かいウェブデザインなどしたことがないのだが、おそらく現場は修羅場になっているのではないか。
とにかく Yahoo!Japan のなかの人たちに片田舎より感謝申し上げる。