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田舎者Yの日記

片田舎のバイク乗り・Linuxユーザ、つまり変わり者のブログ

グローバル化する地方

 十年以上前だったか埼玉県北部に住む私は利根川を越えて群馬県に入り、ある公園で一休みしていたところそこの看板に度肝も抜かれたことがある。それは日本語と得体のしれない言葉が混在したものだった。それが私と群馬県邑楽郡大泉町との出会いだった。

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 その後大泉町日系ブラジル人が多い街だと知った。当時のサンヨー(現在はパナソニック)などの企業が日系外国人とくにブラジル人を導入したのがきっかけだったと聞く。平成27年7月31日現在の統計で町民約4万1千人に対して外国人が約6千5百人、実に1町民人口の約16%、十人に一人以上が外国人だ。

 あのデイリーポータルZにも取り上げられたことがあった。

@nifty:デイリーポータルZ:東京から千円で行けるブラジル

 私がスペイン語を学ぶきっかけになったのも、実はこの町のことを知って何人かの知り合いができたからである。(ブラジル人だけでなくペルー人、チュニジア人、インド人、様々な国籍の人が今は混在しているようだ)

スペイン語を学習している - 田舎者Yの日記

 たまに訪れるが交通量の割に道が広く、道が狭いと言われる埼玉県に住む者としては羨ましく感じられる。

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 デイリーポータルZにも取り上げられた宮城商店は西小泉の駅の真ん前だ。

 自販機にも見慣れないジュースがある。ちなみに齊藤さん( id:cyberglass )が開催したオフ会に持って行ったインカコーラはこの町で購入した。(盛大にこぼしてしまって大変ご迷惑をおかけしました)

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 道端にあった看板。結構古いのでかなり以前から外国人労働者を導入してきたようだ。

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 もちろん良い話ばかりではない。大泉町の西隣の太田市にも少なくない数の外国人が住むが、太田市にあるスバルも外国人労働者問題で批判を浴びた。

〔スペシャルリポート〕「スバル」快走の陰で軽視される外国人労働者 | Reuters

 日本人の大泉町住民の知り合いもできたが、ゴミ捨てのマナーが悪いなどの声も実際に聞く。すべての町民が歓迎しているわけではない、私の実感では歓迎していない人の方が多数のような気がする。

 
 埼玉県北部に住む私がこの町のことを知らなかったほどであるので、当初は大泉町だけに限って多くの外国人が住んでいたのだろうが、気がつけばうちの近所、埼玉県にも結構な数の外国人が住んでいる。徐々に広まりつつある、というのが実感だ。

 私が子どもの頃テレビの大相撲中継をよく見ていた。亡くなった父が大好きだったからだ。でも最近私はほとんど相撲を見ない。日本人の横綱がいないからだ。上位はほとんど外国人になってしまった。相撲のようにいつかはこの日本が外国人に乗っ取られてしまう、そんな予感が頭を過ることもあった。


 先日経済学がご専門の大学教授のお話を聞く機会があった。経済のグローバル化に関する初歩的な講義内容だったが経済オンチの私には新鮮な話だった。

 いったん始まったグローバル化は止めることはできない。もう昔のようには戻れない、でも恩恵もたくさんある。新たな問題を当たり前のことと捉え解決していくしかない、というような話だったか。私もそう思う。もうポイント・オブ・ノー・リターンを踏み越えてしまった。


 大泉町は新しい日本の将来なのだと思っている。
 
【追記】
 補足記事を書きました。もう昔の日本には戻れないと思っています。 

在日外国人が0にならない理由 - 田舎者Yの日記