前回書いたような方法で Debian のテスト版 (jessie) のインストールに成功した。ローカルネットワークで固定IPを振るのに苦労したのと、音の再生に問題があったのでメモしておく。
AMD製のM/Bを使用しており、インストールの途中のネットワークカードの認識の段階でファームウェアが見つからない、とのエラーが発生した。エラーメッセージが表示されながらもなぜか NIC が認識されたようでインストールが終了した。そのような不具合(?)の影響もあったかもしれない。
(1)network-manager の設定ができなかった
インストール直後、他のディストリビューションと同様にGNOME画面の右上にネットワークのアイコンが表示される。通常は右クリックしてネットワークの設定ができるはずなのだが、設定ウィンドウがグレイ・アウトして("Unmanaged"と表示された )編集できなかった。いろいろ検索して以下のページを見つけた。
NerdyRoom™ 》 Wired Network "unmanaged" in Network Manager
/etc/NetworkManager/NetworkManager.conf を編集し、
[ifupdown]
managed=false
となっている 'false' の部分を 'true' に書き換え、
/etc/init.d/network-manager force-reload
とサービスを再起動すると編集できた。Fedora 18, Ubuntu 13.04, openSUSE 12.3 では発生しなかった事例だ。手動で network-manager の設定はもう推奨されないということなのだろうか。
(2)音が出なかった
おそらくインストール当初 linux-firmware-nonfree をインストールしなかった影響かな、と素人考えて想像した。とにかくインストール直後は音が出なかった。
たしか linux-firmware-nonfree をインストールして何とか Analog Stereo Output で音が出るようになったのだが、今度はログイン直後にいつもスピーカがミュートの状態になってしまった。
試行錯誤の後、"sudo alsactl init" でスピーカがミュートにならなくなった。なお alsactl コマンドは alsa-utils パッケージに含まれているようである。
もしどなたかの参考になれば幸いである。