前項のようにPCを買って Windows7 や Ubuntu11.04、Fedora15 などのマルチブートに仕立てている。いったんインストールしてから気に入らなかったのでパーティションを切り直したりと、結構時間をかけた。
Linux を使っているのは趣味と実益(?)を兼ねてのことだが、単なるエンド・ユーザに過ぎない私はプロプライエタリな Adobe Flash Player とか Java アップレットを使いたい方である。というわけで主に Ubuntu を使うことが多い。
市販CPUもマルチコアのものが増えメモリも普通に4GBを越えるようになってきたので Linux も 64bit 版を使っている。いまだに Ubuntu のダウンロードサイトでは 32bit(recommended) なる表記も見られるが最近のハードウェアなら私のような素人でも十分に64bitを使うことができる。ただし苦労がまったくないわけではない。特にオープンソースではないアプリケーションの類の対応はイマイチな場合もある。インストールに苦労したり、そもそもできない場合もある(稀ですが)。特に表題の Adobe Flash Player と Java アップレットは世間一般に広く使われているが、64bit版の Linux には鬼門である。
Ubuntu 11.04 (64bit版) に Adobe Flash Player をインストールする
結論を先に書くと超簡単である。Ubuntu Software Center を起動して Adobe Flash Plugin をインストールするだけである。
しかし私はこれにたどりつくまでかなりの時間を費やしてしまった。というのも以前は64bit版の Linux に Flash をインストールするのは大変だったと聞いたからだ。この記事を書いている時点で "ubuntu 11.04 64 flash" などというキーワードで検索すると例えば下記のページが結果上位に表示される。
installation - Flash player for 11.04 64bit - Ask Ubuntu - Stack Exchange
実はこの記述はこの記事を書いている時点で間違っている。PPAを追加した後で最後の "sudo apt-get install flashplugin64-nonfree" は "sudo apt-get install flashplugin64-installer" でないといけない。おそらく後でパッケージの名称変更があったのではないだろうか。(32bit版が …-installer なので語尾を統一したのでしょう)
ところが他のサイトはおそらくこの情報を孫引きしているためかほとんどが "…-nonfree" と書いてある。これにはハマってしまった。
最初から Ubuntu Software Center で検索すればよかったのだ。
教訓「ウェブ検索してかえってわからなくなってしまうことがある」
Ubuntu 11.04 (64bit版) に Java アップレットをインストールする
こちらも素直にレポジトリーから Icedtea をインストールすればすむことだが、やはり開発元のものを使いたいので Java のサイトからとりあえすLinux x64 のファイルをダウンロードした。
しかしこのサイト手順の解説は途中で終わっている。32bit版にある「有効化と設定」の項目がない。これでちょっと苦労してしまった。
手順は 32bit とほとんど同じであった。展開した java のサブディレクトリで(私の場合は、/usr/java/jre1.6.0_26/lib/amd64/)、libnpjp2.so を探し、そのシンボリックリンクをブラウザのプラグインのディレクトリに作るだけである。Ubuntu 11.04 の Firefox の場合は /usr/lib/firefox-addons/plugins/ の中に シンボリックリンクを作るだけであった。
32bitの類推でやり方がわかったのだが、元のサイトで手順の説明が不完全だったのは不思議である。(この記事を書いた時点での話です)
教訓「ウェブコンテンツが不完全な場合もある」