7月1日にディーラーから BMW R100GS を引き取ってきた。やはりドライブシャフトの交換であった。実際の請求金額が見積りより安かったのはトランスミッションのベアリングには異常がなかったためだ。見積りは実際に中を開けて行ったわけではなかったので、振動の具合からベアリングも要交換と見積もっていた。
R100GSのオーナーであればご承知だと思うが、この型のGSは他のモデルよりもドライブシャフトのユニバーサル・ジョイントの角度が「きつい」のでジョイント部分に不具合が出ることがしばしば報告されている。
私のドライブシャフトはエンジン側のユニバーサル・ジョイントの軸受け部分が変形してややめくれたようになっていた。手で動かしてもガタつきがわかるほどである。
入庫当日、自走して高崎市まで行ったのだが「もう少し遅かったら走れなくなってましたね」との店長の言葉にゾッとした。お店まで交通量の多い国道を走っていたからだ。間違えばトラックにひかれていたかもしれない。
私の体験やお店で聞いたことなどをまとめてみる。
R100GSのドライブシャフトの不具合について
- R100GSは他のモデルよりもドライブシャフトの不具合が発生しやすい。
- 不具合の症状はいくつかのパターンに分かれる。私の場合はエンジン側のユニバーサル・ジョイントの軸受け部分が変形し、ガタが出てスムーズに回転しなくなっていた。
- 不具合の前兆がある場合とない場合があるそうだ。私の場合、減速時(特にクラッチを切った状態)での振動がひどかった。
- 私の場合、購入当時はよくオフロード走行をしていたが、最近はほとんどオンロード走行であった。積算距離は約78,000km
- ドライブシャフトの価格は記事投稿時で92,160円、工賃やラバーパーツ他の部品も含めて10万円を越える。
R100GSのオーナーやオークションでの落札を考えている方の参考にでもなれば、とも思う。