ちょっと拙日記でお好み焼きについて言及しようと思って調べていたのだが、Wikipediaの「お好み焼き」の項目がスゴイことに気がついた。こちらの方が面白いのでちょっと紹介したい。詳しくは以下のページへ
(画像はウィキメディア・コモンズから)
お好み焼きは関東から?
意外だったのはその歴史。
千利休の「麩の焼き」ということで西日本発祥のようだが、近現代では、関東のもんじゃ焼きからどんと焼き、お好み焼きと関西へ伝わったそうである。
作り方の解説も詳しい。全部は読んでいないのだが、次に作るときには参考にさせてもらう。
引っ越した頃の失敗
特に個人的に涙ものだったのが「業務製法と家庭製法の違い」の項である。
結婚した頃、私は毎週厨房に入り料理をしていた。特にお好み焼きはよく作ったものだった。趣味が高じて、多少難しい広島風お好み焼きにも挑戦したものだった。割合よくできたと思っている。
カミさんの実家である当地に引っ越してきて、広島風お好み焼きをホットプレートで作ろうとして失敗してしまった。それ以来私が台所に立つことはほとんどなくなってしまった。
実はたまにお好み焼きのお店に行って食べることもあるのだが、そちらではいつもうまい具合に焼くことができた。
内心釈然としないところがあったのだが、この項を読んで気がついた。そうか、火力が足りなかったのか、と。
ちょっと前にNHKの「ためしてガッテン」でも家庭での作り方を紹介していた。NHKのサイト内ではデータがなくなっているようだが、以下のブログにまとめてあるようだ。参考にして、いつかまた再挑戦したい。
西日本の食を受け入れやすい埼玉
上記の Wikipedia の「お好み焼き」の項目に、自宅から遠くない場所にある「行田のフライ」について言及されているのも地元民としては嬉しかった。
行田のフライは好き嫌いが分かれるようだが、私は大好きである。今月また食べに行ってみよう。
ここ北関東でもお好み焼き屋さんや讃岐うどん店など西日本に由来するチェーン店が多く展開するようになってきた。実は埼玉県は香川県に次いで、うどん消費量が日本で二番目という位置にある。埼玉(特に利根川水域)では米と小麦の二毛作が一般的で、行田、加須地区を中心に「小麦文化圏」とも言うべき地域だからである。行田のフライもその産物といえるだろう。
お好み焼きやうどんなど「粉もの」を受け入れる素地が十分にあるのだ。
元々はそこら辺の持論を展開しようと思ったのだが、ちょっと面倒になったのでw 今日はこれくらいにしておく。大都会東京ならば当たり前だが、北関東の田舎でも西日本由来の食品がそのままの形式で食べることができるようになったのは、食いしん坊の私としてはこの上のない幸せである。