田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、コメントは承認制にします。)

 プジョーのブレーキ

 さて我が愛車 プジョー206SWですが、なかなか気に入っているのですが、正直「これはいただけない」と感じている点も少しはあります。そんな欠点も「アバタもエクボ」というか、返ってますます好きになってしまうのです。しかし、ブレーキだけはそうも言ってられない。

 信号で止まろうとすると「ギー」とトラックなみの音がします。またブレーキダストも半端ではなく、私は毎日の通勤に愛車を使っているのですが、日曜にホイールを掃除すると次の日曜にはうっすらと黒紫色にホイールが汚れてしまいます。気にせず一ヶ月もほおって置くと白銀色のアロイホイールは見事に灰黒色のホイールと化してしまいます。

 どうやらプジョーに限らす、欧州車は大体このような傾向にあるようです。聞いたところによれば、ダストが多く出るのは国産車でもスポーツカーにも見られることで、ブレーキの効きを重視するとダストは多めに発生してしまうものらしいです。
 それからブレーキの「鳴き」ですが、これは止める方法がなくはないです。以前、私が国産バイクに乗っていた頃、自分でもブレーキパッドを交換したりしていたので、教えてもらって試していたことがあるのですが、鳴きを止めるには、パッドのブレーキローターにあたる面の角を削り落とす(いわゆる面取り)とパッドの裏側、キャリパーピストンが当たる側にシリコングリスを塗布する方法があります。特に後者はかなりの鳴き防止効果があるようです。しかし、以前正規ディーラーのメカニックさんに聞いてみたところ、グリスはダストが付着しキャリパーピストンが異物を噛み込む危険性があるのでお薦めできない、とのことでした。

 結局、我慢してノーマルのまま使用しているのですが、この間良いことに気がつきました。狭い路地を駐車車両の横を通り過ぎようとしたとき、何か車の後ろで人影が動いた感じがしました。そっとブレーキを踏むと、例のごとく「ギー」と大きなブレーキ音が響き渡りました。どうやら車の影の歩行者もその音でこちらに気がついたようで、駐車車両を通り過ぎると立ち止まって待っていてくれた歩行者が確認できました。

 欠点だと思っていたことがかえって利点になることもあるんだなと思った次第です。やはりこれも「アバタもエクボ」でしょうか。