田舎者Yの日記

片田舎のバイク乗り・Linuxユーザ、つまり変わり者のブログ

幽霊字

コンピュータで扱う文字にはコードが振られているのだが、JIS基本漢字のなかに漢和辞典の種本ともいうべき康煕字典に載っていなかったり、文献で使われた形跡のない字があるそうだ。幽霊字と呼ばれているとのこと。私はつい最近知った。

 

幽霊文字 - Wikipedia

 

嘆かわしい。どうして漢字にコードを割り当てるとき専門家のチェックを受けなかったのだろう。JISコードに専門家がチェックしなかったとは考えにくいので、あるいはチェック漏れなのだろうか。

幽霊字のなかでもは「やまいちおんな」と呼ばれる文字だそうだ。山・一・女を縦に並べた形だからだ。実際には存在しない文字だろうからを何と呼ぶかはわからない。便宜的に「やまいちおんな」と呼ぶらしい。一節には元々は国字𡚴(あけび)という文字だったのではないかという。岐阜県の地名に𡚴(あけび)という文字を使うところがあるそうなのだが、活字がなかったため山と女を紙に複写したものを切り貼りして使っていた。何回もコピーするうちに山と女の間に横棒のような影ができて、これが横棒になったのではないか、というような話が『日本のルールは間違いだらけ』という本に書いてあった。

既に登録されてしまったものは今さら変更はできないのであろうか。幽霊字を収録するくらいなら例えば吉の上部が土の異字体を登録したほうがよかったのではないか。

 

それもダメか。異字体を認めたらキリがないか。

康煕帝のような強い権力で字形を統一できればよいのかもしれないが、今の日本ではそれもうまくはいかないか。氏名の字体が変わるとなると必ずや反対運動が起こるだろう。

中国共産党は簡略体を導入した。草書体を元にした簡略体は日本の漢字に慣れたものには奇異に映るが、これはこれで合理的でもある。

 

私の本名は戸籍ではコンピュータでうまく表示できない、いわゆる「外字」なのだが、そんな私でも漢字の字体を統一してくれないかな、と思っている。多くの賛同が得られそうにないので仕方がないのだが、本当に字体をと統一してくれるといろいろと捗るのに、と思っている。