田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、コメントは承認制にします。)

Google から距離をおいてみてる

 一介のユーザが偉そうに書いてしまうのだが、最近 Google をあまり利用しないようにしている。利用しないようにしていても、非常に便利なのでつい使ってしまうのだが(笑)、それでも以前よりは使う回数を減らすようにしている。


 私は Google のサービスを利用している方だと思う。Gmail はもちろん、Google カレンダー、Google マップGoogle Analytics、先月までは Google Chromium OS を使ってみたりした。Google ChromeLinux 版も出てユーザとしては便利になったし、早速 Google Wave も使っている。

 しかし前から、個人情報をこれほどにまで一社に預けてしまって良いのだろうか、という漠然とした不安を感じていた。


 先日、知人のブログでバイク(自動二輪)のレンタルが話題になっていたので、Google で検索したら、上位に埼玉県のレンタル屋が表示された。ゾッとした。私は埼玉県に住んでいるのだ。

 Google はいつも Google アカウントにログインして使っている。かつて埼玉というキーワードで検索したこともある。便利といえば便利、…というか検索結果が自分向けに最適化することを望んでそうしていたのだが、実際にそうなってみると(埼玉というキーワードを入れずに検索しても、埼玉に関連した情報が上位に来る)、予想していたこととは言え、何か恐ろしいような感じもする。


 そんな感覚がさらに強くなったのは以下の記事を読んでからである。

 FirefoxユーザーはGoogleよりもBingを――Mozilla幹部が呼び掛け - ITmedia


 最初はネタだろうな、くらいにしか思わなかった。(Google Chrome もかなり普及しつつあるので、MozillaGoogle を牽制している、ってところかもしれない)しかし改めて冷静に考えると一社に偏り過ぎるのも危険である。そもそも私が Linux を使い出したのも、あまりに Microsoft の Windows が普及しすぎているように思ったからでもあった。


 上記の発言が紹介された頃、2ちゃんねるに、そもそも Firefox の検索窓で Bing 検索できないだろう、という書き込みがあったのだが、今は Bing 用のアドオンはある。私は Baidu (百度)も使っている。


 利用サービスをポートフォリオ化するとでも言ったらよいのだろうか。最近はウェブ検索やメールサービスなど、一社に偏らないようにしている。
 そうは言ってもGoogle に渡っていた情報が他社に流れるだけかもしれない。何の解決にもなっていないのかも。しかし多少把握される量が分散されるような気がする。また意識的にいろいろなサービスを使っていると、自分に関連する情報はある程度漏れ出ているということを自覚することとなる。自分に対する注意喚起の意味でそうしている。


 最近、本店からうちの職場に Windows 2003 Server が配備された。結構ハマってしまっているのだが、やはり Windows 関連情報は Bing で探すとよくヒットするようだ。(MLで知人からなぜ今頃 2003? 2008の間違いでは、とツッコマれ、私も通知文書のミスプリだと思い込んでいて、最近 2003 Server が実際にやって来たときは引いてしまった。この件については別に記事にしたい。)


 冒頭にも書いたのだが、Google をなるべく使わないようにはしているが、やはり最後に頼りになるのは Google 先生だ。とりわけ英文での情報量には圧倒される。サーバ管理者の真似事をしているのだが、エラーメッセージを英文で Google 検索すると大概解決法が見つかる。

 当分、ビックブラザー Google からは逃れられないようだ。