田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、コメントは承認制にします。)

年々年寄りになっていく

先日忘年会の記事を書いたと思っていたらもう年が改まって二週間が過ぎようとしている。いつまでも忘年会の記事がトップに表示されているとみっともないというか、ひょっとしてこのブログ主は死んでいるのではないかと思われるかもしれないので、一応エントリーを書いてみる。ただし景気の良い話ではない。

ここ数年、新年が来ても全然うれしくない。十年くらい前は必ずといっていいほど年間目標を立てて、それができるようにスケジュールを考えるようなことをしていたが、最近は全然そんなことをしようという気にならない。自分の計画性のなさ、実行力のなさに気づいたせいもあるが一言でいえば歳をとったということだろう。積極的に新しいことをやろうという気にもならないし、それでも構わないと思ってしまう。

 

このまま朽ち果ててしまうのかな、と思う一方、それでも良いかなと思う気持ちもある。かつて赤瀬川原平さんが「老人力」を提唱されたことがあったが、自分にも「老人力」が身についてきたのかもしれない。とにかく今年もマイペースで行こうと思う。

それから健康に留意して少しでも長く生きようと思うが、そのうち定年退職でもしたら、いつ何が起こって良いように息子に私のパスワードがわかるような仕組みを考えていこうと思う。

 

図らずも新年の目標をたててしまった。

恋ダンスで思い出したこと

 忘年会で恋ダンスを踊らされた。逃げ恥こと「逃げるは恥だが役に立つ」のエンディングで出演者だちが星野源の「恋」に合わせて踊っていたアレだ。星野源さんの曲はオッサンにも歌いやすいので「私が歌おう」と忘年会の打ち合わせで話していたら、どこでどう変わったかダンスを踊ることになってしまった。(結局ひとりではなく皆で踊ることになったから助かった。)

 YouTubeで検索すると「踊ってみた」や振付の解説がたくさんある。便利な時代になったもんだ。私の踊りは完璧から程遠かったものの半分くらいは踊れていたのではないだろうか。忘年会の前の3日間くらいは毎晩動画を見て練習していた甲斐があった。
 忘年会が無事終了した今、また検索してみると番組公式の動画にはアクセスできなくなっていた。そういえば TBS は番組放送中は原曲を使っての踊りを許可していたのだっけ?ドラマが終わった今は店じまいということだろうか?TBSではないがTBC東北放送のアナウンサーたちの動画はまだ見られた。

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 実を言うと私は原作はもちろん、ドラマ本編もほとんど見ていない。ただ妻がよく見ていたので私は横目でみていた。もともと私はドラマがあまり好きではないし…。それにしても役を演じている新垣さんはとても可愛らしいことはよくわかった。

 ドラマ最終回を妻の横で見るとはなしに見ていたのだが、私にはよくわからないエンディングだった(とにかく今までほとんど見て来なかったので)。登場人物の今後は見る人の想像におまかせします的な終わり方だったのだろうか。

 

 職場では上から数えるほうが順番が早いオッサン(というかジジイ)の私が、言うことも憚れるのだが、ホント言うとエンディングのダンスといえば十年くらい前の「ハレ晴レユカイ」のほうが個人的には好きだ。しかし今そんなことを言い出したら完全に変態と認定されそうなので職場では一切口にはしない。でも本当にあの頃のティーンエイジャー(?)は楽しそうだった。

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 この動画は2007年4月のことなのでそろそろ十年もたとうということか。あの頃の高校生は既に30歳前くらいか。ドラマ逃げ恥の方は読者(視聴者)に下駄を預けるような形ではあるが曲がりなりにも終了した。しかし涼宮ハルヒのほうは未完成だ。特に映画「涼宮の消失」でバラ撒かれている伏線はどう回収されるのだろう。

 

 ハルヒ・シリーズのアニメの方は諸事情で再開は難しいようだ。調べてみたら原作も再開されていないものの消失の後の数編があるようだ。少し原作本でも読んでみようかと、十年遅れのことを考えだしている。

Kia-Ora!

一年以上前のことだが私のブログがはてなブックマークのホットエントリー入りをしてビックリしたことがあった。

yanagisawa.hatenablog.com

アフィリエイトでもやっていれば喜ぶところだが私の場合はそういうものとは無縁で、逆にビックリしすぎてしまってブログ更新の回数が逆に減ってしまった記憶がある。

この頃とはまた違う職場で働いているのだが、どういうわけかニュージーランド出身者と「同僚」になることが多い。今日久しぶりに前の職場の同僚とは別のニュージランド人の方に "グダイ、マイ。ヘイダン?"と挨拶をしたところ、返事を返してくれながら「でもニュージランドの人はあまりそういう挨拶はしないな」と切り返された。ではどんな挨拶があるの?と聞いてみたところ教えてくれたのが、この記事のタイトルの "Kia-Ora" という言葉。もともとニュージーランドの原住民が話すマオリ語の挨拶とのこと。日本人には「キオラ!」または「キオダ!」のように聞こえる。

Kia-Ora で検索するとジュースのCMの動画がヒットする。どうもニュージーランド国内で(オーストラリアでも?)販売されているジュースのブランドのようだ。現在はコカコーラ社が保有するブランドだそうだ。

またリボンシトリンのキャラクターであるりぼんちゃんにまつわる話もヒットする。もともとりぼんちゃんは1950年代に日本に持ち込まれたKia-Oraのパイロット・フィルムを参考に作られたキャラクターだそうである。

 

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うーむ、なんか勉強になるな。明日からはニュージーランドの友人に "Kia-Ora!" と挨拶しよう!

『数学でつまずくのはなぜか』を読んだ

 『数学をつまずくのはなぜか』を読んだ。大学時代数学科に在籍した私には非常に腑に落ちる話だった。本書はどちらかといえば数学に現につまずいている人たちよりも数学を教えている教員や指導者あるいは数学科の学部生が読むとよいのかもしれない。数学とは無縁の方が読むと前半の生徒や学生が数学がわからなくなる特徴などを述べた部分にはかなり共感を覚えるかと思うが、後半の公理主義やペアノの自然数論に関連する話はやや難しいかもしれない。公理主義はRPGだという説は個人的には新鮮で非常に興味深い説には思えた。後半は難しいと書いたが、あるいはどんな方でもすんなりわかる話かもしれない。いずれにしても前半と後半でやや話の展開が異なるのかなと感じた。また(学部卒でしかない私が言うのも憚れるが)現代の数学はどんなものなのかがわかる本なのではないだろうか。

 

数学でつまずくのはなぜか (講談社現代新書)

数学でつまずくのはなぜか (講談社現代新書)

 

 

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Eテレの語学講座

 少し前にEテレの視聴率が悪く存続の危機にあるなんて話があった。

Eテレの視聴率が悪く存続の危機らしい「だから最近攻めた番組多いのか」 - Togetterまとめ

 私は囲碁ファンで、数十年前は民放でも囲碁番組を放送していたのだが今はEテレのみなので、なくなると非常に困る。またNHKラジオ第二だけでなくEテレでも語学番組を視聴しているので、なおさらである。
 語学番組に関してはむしろ最近はEテレの方をよく視聴しているのかもしれない。以前は、ラジオの語学番組のほうが平日ほぼ毎日放送しているし、週一のテレビ番組をみるだけなのは語学学習にとっては邪道だろうと思っていたが、最近はテレビにはテレビの良さがあるような気がしてならない。私にとっては「旅するユーロ」シリーズはお気に入りだ。

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電波腕時計の針がズレてしまった

 6年くらい前にネット購入したソーラー電波腕時計の秒針がズレてしまった。針を動かすための竜頭が付いていないタイプで困ってしまった。新たに買いなおそうかと思ったのだが、メーカーのサイトを検索したら説明書が見つかり、何とか治すことができた。その顛末を書いてみる

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真田丸を見るのがつらい

NHK大河ドラマの「真田丸」がいよいよ最終回間近となっている。ここのところ真田丸を見るのがつらい。歴史的に悲惨な結果となるのが決まっているからだ。

思えば春先に十年以上使っていた我が家のTVが壊れ、デジタル対応TVを購入し(それまではアナログTVにDA変換器を付けて使っていた)3TBの外付けHDDを接続して録画をはじめたのが真田丸を見始めたきっかけだった。それまで正直言って大河ドラマを全話みたことは一度もなかったのだが、今年は撮り溜めて暇な時に見続け、とうとう全話見てきた。

3年前に同じ三谷幸喜氏による映画「清洲会議」を見たのも真田丸を見続けたきかっけだったかもしれない。役どころは異なるが確か4人の役者さんがこの映画と真田丸に出演している。真田丸愛好家でまだご覧になっていない方はおすすめしたい。

Twitterハッシュタグ真田丸どうでしょう」で盛り上がったのも不思議な体験だった。本放送とSNSで同時進行で盛り上がるというのは今となっては珍しいことではないが、個人的には初体験だったので面白かった。そういう見方もできるのか、と派遣したことも少なくなかった。

脚本もおもしろかったと思うがキャストも素晴らしかった。存在感のある方ばかりで、よく役に馴染んでいたと思う。特に主役は堺雅人さん演じる真田信繁(幸村)だが大泉洋さん演じる真田信之の存在も大きかった。大泉さんは良い役に恵まれたし、素晴らしい演技で盛り上げた。「犬伏」の回は圧巻だった。思えば映画「アフタースクール」で堺さんと大泉さんの掛け合いをみたのが初めてだった気がする。最近、堺さんは段々と大きな堂々とした人物を演じることが多い気がするが、アフタースクールや「鍵泥棒のメソッド」のようなどこか頼りなくオドオドしたような役で大泉さんと絡むような劇もみてみたい気がする。いずれにしても堺さんの役者人生の今後にも注目していきたい。

真田丸の最終局面はとりあえずHDDに撮り溜めて、気持ちが落ち着いてからみていきたいと、今から思っている。