田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、コメントは承認制にします。)

システム要件を満たさないPCをWindows11に無償アップグレードしてみた

Windows 11 が2021年にリリースしてから1年以上たつというのに今さらな記事なのだが、自宅のデスクトップPCを Windows 10 から Windows 11 に無償アップグレードしてみた。Windows 11 のシステム要件を満たさない、Ubuntu 23.04 と GRUB2 によりデュアルブートさせるという変な構成のPCなのだが、今のところ大きな不具合もなく動作している。

 

なぜ今さらアップグレードしたかといえば以下の記事を知ったのがきっかけだった。この記事を読むまでは Windows 10 を EOL (End Of Life) の 2025年まで使い倒して、その後PCを買い替えようと考えていた。

www.techno-edge.net

私のPCは既に 22H2 にアップデートしてあるので、もうこれ以上の機能更新がないとなると悲しくなってしまった。
そういえばハードウェアがシステム要件を満たさない場合でも Windows 11 にアップグレードできるという記事を目にしたことあった。そこで検索して実行してみることにした。

 

ところでシステム要件を満たさないといっても、私のPCはほとんどシステム要件を満たしていたのだった。Windows 10 の Windows Update のたびに「このPCは現在、Windows11を実行するための最小システム要件を満たしていません」と表示されるので諦めていたのだが、以下のサイトを眺めているとほとんどの要件を満たしているようにみえたのだった。

www.microsoft.com

特に私のデスクトップのマザーボードは ASRock AB350M-HBV というもので、てっきり TPM 2.0 に対応していないと思っていたのだが、ファームウェアの設定変更で対応できるのだった。(以下のページを参考にした。感謝申し上げる。それにしても設定変更画面って、わけわからん😅)

www.atchfactory.com

上記の Microsoft のシステム要件のページにはCPUは「1 ギガヘルツ (GHz) 以上で 2 コア以上の64 ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)」とある。私のは満たしているじゃん!と思ったにも束の間、私の "AMD Ryzen 5 2400G" は対応CPUリストには載っていないのだった😢

しかし Ryzen 5 2600 はリストに載っていた。たしかに 私の 2400G は省電力指向で多少ベンチマークは低いのだが。それでも親戚(?)の CPU は対応しているので、なんとかアップグレードできるのではと思ってしまい、要件チェックを回避する方法でアップグレードしようと決心したのだった。本来は望ましいことではないとは思うが今のところ不具合もなく動作している。(私の記事を参考にアップグレードする方はいないと思いますが、実行されるときはくれぐれも自己責任でお願いします)
SNSで11 へのアップグレードを強行したことを投稿したところ、友達からウチのPCも同様だよとのコメントをいただいた。ひょっとしたらそういう方は結構いるのかも😅

 

アップグレードの際の要件チェックを回避する方法は検索してみると複数あるようだが、私は以下の記事の、元の Windows 10 のレジストリを書き換えるという方法で実行してみた。

atmarkit.itmedia.co.jp

アップグレード自体にも複数の方法があるのだが、私は Microsoft のサイトから Windows 11 の iso イメージをダウンロードして DVD-R に書き込み、その DVD でセットアップしたのだった。唯一ハマったのは、最初ダウンロードで作成した DVD から起動してしまい、プロダクトキーを入力した後にこのメディアからはアップグレードできませんという旨のメッセージが表示されてしまったこと。再起動する必要はなく、Windows 10 が動作している状態で、DVD内の setup.exe を実行すれば良いだけだった。

 

無事アップグレードが完了し、ここ数日使ってみているのだが、私はウェブブラウジングやメールくらいしか使わないので、デスクトップの UI やアイコンが多少変わったくらいで Windows 10 と大差ないなというのが正直な感想だ😅


しかしこれで EOL 少し遠のいたな、と満足して検索してみたら、Windows 11 version 22H2 のサポート終了は2024年10月8日で、Windows 10 の EOL より早いのだった😲

learn.microsoft.com


おそらくしばらくは Windows 11 の新バージョンが毎年リリースされるだろうから Windows 10 より先に 11 のサポートが切れるということもないだろう。いずれにしてもWindows 11 が EOL を迎えるときにこそハードウェアを買い替えないといけないのかもしれない。