田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、コメントは承認制にします。)

伯母が亡くなったのだが

最近親戚の葬儀に立ち会うことが多くなった。自分も年をとったので仕方ないとは思っているけど。先日も父方の伯母が亡くなった連絡を受けた。私の父は二十年以上前になくなっているので最近は疎遠になっていた。私が子どもの頃は父と一緒に、父の実家のそばに住む伯母のうちに遊びに行ったものだったのだが、久しぶりに消息を聞いたと思ったら訃報だった。非常に残念だ。

しかし葬儀の前に連絡の文書を受け取ってビックリしてしまった。伯母の名前を私は読めなかった。彼女の名前は変体仮名だったのだ。

変体仮名 - Wikipedia

 

よく蕎麦屋の看板や暖簾にTRON 9-8356.gifHiragana HA 01.png゛と書いてある、アレだ。(文字画像は Wikipedia からのコピー) ちなみに生TRON 9-8356.gifHiragana HA 01.png゛は「きそば」と読む。

 

どうも変体仮名は符号化されていないようだ。文字コードが割り振られていない、つまりは外字ファイルなどを使用しない限りは表示できないということか。住基ネットでは表示できるようだ。私が見た案内文は葬儀会社が印刷したものだが、そういうところでは外字を使って印刷してるのだろう。

 

おそらくは変体仮名を氏名に使っている人は若い世代にはいないだろうから年とともに「コンピュータで表示できない名前」も減っていく運命なのだろう。コンピュータで表示できる名前の方が便利にきまっているのだが、なんとなく残念な感じがしたのは伯母と過ごした楽しい思い出のせいだったかもしれない。