四半世紀以上前、私が就職したころタバコを吸っていた。多分職場の男性職員のうち6割以上が喫煙していたと思う。私はその後喘息を患うことになった。まさか三十を過ぎて喘息になるとは。おそらく原因はタバコだけが原因という単純ではなものではないとは思うが、それ以来私はタバコを吸わなくなった。
下記の禁煙学会の要望が話題になっている。
映画「風立ちぬ」でのタバコの扱いについて(要望) 日本禁煙学会
映画「風立ちぬ」の中で喫煙シーンが多いことに対する「警告」だ。日本禁煙学会の文章は少々ネタバレの感もあるし、他に表現方法があったとも思えない。喫煙者の権利はあると思うし「禁煙ファシズム」に通じるという批判もごもっともだと個人的には思う。
それでも子どもの目に触れるものはそれくらい、喫煙シーンを扱わないように意識すべきだと思う。それが表現者の責務ではないかと。
おそらく今は反発する人の方が多いとは思う。しかし、最近ダカールラリーをチェックしていないのだが、タバコメーカがスポンサーから排除されたのはかなり以前の話だ。日本もそういう時流に倣うべきではないか。ましてや日本のアニメ制作者を代表するといっても過言ではないジブリさんには…。
学会の表明には反感を覚える人が多いと思うが、私には当然のことと思えて仕方ない。