iPhone 3GS (iOS5) をジェイルブレイクした

　iOS5 を適用した私の iPhone 3GS をジェイルブレイクして使っていた。今はジェイルブレイクしていない。私の場合はメリットよりデメリットの方が大きそうだったからだ。iOS5 のジェイルブレイクには自分なりに悩んだので備忘録がわりにメモしてみる。しかし素人はジェイルブレイクしないほうが良さそうだ（後述）。

redsn0w によりジェイルブレイクする

　この記事を書いている時点での reds0w の最新版は 0.9.9b7 である。下記のリンクからダウンロードできる。

Dev-Team Blog - redsn0w iOS5beta

　私は Windows 7 を使ってジェイルブレイクした。上のページからダウンロードできるのは zip 形式のファイルである。展開すると中に実行ファイル redsn0w.exe がある。Windows 7 で実行する場合、まずファイルを右クリックしてプロパティを開き、「互換性」タブの「互換性モードでこのプログラムを実行する」のところを「Windows XP (Service Pack 3)」としてチェックする。実行する際はウィルス対策ソフトを無効にしてから実行した方がよいかもしれない。（私の場合はエラーが発生した）「JailBreak」を選択すると自動的に進みジェイルブレイクできるはずだ。3GS はいわゆる「紐付き」ではなくジェイルブレイクできる。iPhone4/4S は紐付きになるらしいが私は未確認である。

redsn0w 0.9.9b7 を二回適用する

　ジェイルブレイクして Cydia を起動する。設定が終わると再起動するが、私の場合、再起動後 Cydia が不安定になってしまった。Cydia を起動するとアップデートをはじめるのだがその途中で終了してしまうのだ。いろいろと悩んだのだが、もう一度 redsn0w でジェイルブレイクを適用するとアップデートできるようになるようだ。（一度ジェイルブレイクしているのでエラーが発生して途中で終わってしまうようなのだが再起動後 Cydia が動作するようになる）私の場合は二回適用して Cydia が安定するようになった。

念のため root と mobile のパスワードを変更する

　OpenSSH を導入してデフォルトのパスワードを変更しないとデータが抜き取られるという話をウェブで散見する。私の場合は OpenSSH を使用しなかったのだが念のためパスワードを変更しておいた。ジェイルブレイクした iOS デバイスには管理者ユーザである root と一般ユーザである mobile が存在する。両者とも初期パスワードは alpine である。

　まず下記のサイトから Mobile Terminal をダウンロードする。（この記事を書いている時点で最新版はMobileTerminal_520-1_iphoneos-arm.deb）

Downloads - mobileterminal - A GUI Terminal application for the iPhone - Google Project Hosting

　私はその deb ファイルを iFunBox を使ってインストールした。ジェイルブレイクした iPhone をUSB接続し iFunBox を起動し左サイドバーにある「Cydia Install」に「PCからのコピー」を選択して deb ファイルをコピーする。その後 iPhone を再起動すれば Mobile Terminal が使用できるはずだ。パスワードの変更は Linux の passwd コマンドと同じ。ターミナル起動直後のプロンプトで passwd すれば一般ユーザ mobile のパスワードを変更できるし、su の後なら root のパスワードが変更できる。