田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、しばらくコメントは承認制にします。)

Fedora 15 をインストールしてみた

 日本時間の5月25日に Fedora 15 がリリースされたのでダウンロードして私のネットブック(Acer AO753)に入れてみた。Gnome 3 を正式に採用するなど、例によって新しい技術が取り入れられている。若干、起動時間も短くなった気がする。
 新しい環境に不慣れな感じも覚えた。特に「シャットダウン」の仕様に関しては非常に不満であった。それを除けば満足である。

 Fedora 15 の64ビット版のインストールCDのisoイメージをダウンロードして、UNetbootin というツールを使って起動できるUSBメモリを作成して HDD のあるパーティションに Fedora 15 をインストールした。私は Windows 7UbuntuopenSUSEDebian などをデュアルブートにしてある。
 私のネットブックにはCD/DVDドライブは内蔵されていないので最近は専らUSBメモリを使ってインストールしている。いちいち光ディスクのメディアを焼かなくてすむので環境にもやさしいと思っている。

 UNetbootin はディストリビューションを指定して起動ディスクを作成するのだが、Fedora 15 のような新しいバージョンは別にディストロを指定しなくても iso ファイルだけ指定すれば起動ディスクが作成できるのだった。以下のサイトで知った。

 Fedora 15をUSBメモリからインストール - 30日でいいのでプログラミング


 いろいろウェブ検索しながら無線デバイスのドライバーを入れたり、Adobe のFlash や AIR などを入れてみた。意外と大変だったのは私の機種では Bluetooth のデバイスを認識させることだった。前の Fedora 14では自然と認識されたハードウェアだったのでちょっと不思議であった。

 私のようなあまり詳しくないユーザでも何とかウェブ検索しながらインストールできるのだが、やはり Fedora 15 はまだリリースされたばかりなので日本語の記事が少ない気がする。英語で検索してみると大概のことはわかる、と私は思う。


 それにしても Fedora 15 で一番気に入らなかったことはシャットダウンの方法がわかりづらいということだった。Alt キーを押しながら画面右上のユーザ名をクリックするとシャットダウンのボタンが現れるのであった。Alt を押さないとサスペンドのボタンしか現れない。

 どうも Gnome 3 のアクティブオーバービューというものらしい。
レポート】Fedora 15に搭載された新機能 (1) GNOME 3を採用したFedora | エンタープライズ | マイコミジャーナル

GNOME 3の操作はアクティブオーバービューで行う。
 (中略)
ユーザーメニューでAltキーを押すことで電源オフの表示やアクティブオーバービュー上のアプリケーションでスクロールによるズームなど新しいUI用の操作がある。

 電源オフの機能は重要ではないか。できなければ電源が切れないんだから。Windows Vista がリリースされたときスタートメニューのデフォルトはスリープだった。そのとき何て環境にやさしくないOSだろうと私は思ったのだが、GNOME もその轍を踏むとは。Vista のときはメニューの一部にシャットダウンがあったからよかったのものの、Fedora の場合は Alt キーを押すという普通だと気がつかないような操作をしないとシャットダウンが現れない。非常にナンセンスな仕様だと思った。

 GNOME 3 の仕様ということであればいずれ他のディストロでもそうなるのだろうか。ちょっと嫌な感じがした。