週末に勤務だった関係で平日に休暇が取れた。以前から気になっていた地元の「深谷シネマ」で『いのちの食べかた』を見てきた。
概要は上記サイトをご覧いただければわかると思う。12歳未満は保護者同伴の指定なので、それなりのw映像を覚悟したが、私は正視することができた。肉が食べられなくなるかなとも思ったが、相変わらず食べている。しかし精肉の生産にはそれを捌いている方達がいること、またその動物がどのように育てられているかを時折思い出す。
個人的にショックだったのはヨーロッパの(おそらくドイツの)農業の大規模さ、機械化のスゴさである。これくらい効率化しないと農産物の価格競争には勝てないのだな、と痛感した。
以前ニュージーランド人の友人に「日本はハイテクの国なのだから、なぜ高度な技術を農業生産に応用しないのだ」と言われたことがあった。日本だと零細農家が多く農業機械などの需要が少ないこと農業技術関連のマーケットが育たないのが、その一因なのかもしれない。
…などと通常の人と全然違うことを考えながら映画館をあとにした。それにしても「深谷シネマ」はスゴい。50席にも満たない客席で地元の方からなるNPOが細々と(?)映画館を経営している。しかも大人一人1000円!やっぱり映画はこれくらいの入場料でないと。
またこれからの上映予定には「埼玉県初上映」の文字が散見される。はっきり言ってメジャーな映画館では公開されないような作品も上映されている。
非常に気に入った。また行くつもりである。がんばれ「深谷シネマ」