夏の猛烈な暑さも次第に弱まり朝夕はすっかり涼しくなった。昼間は蝉の声が聞こえるが、あたりが暗くなると虫の声の大合唱だ。今年の夏は各地で多雨の年だった。秋の訪れが早いのかもしれない。
朝晩の涼しさで喉が痛くなったり咳が出たりと多少寝冷え気味だったのだが、ようやく気候の変化にもなれてきた今日、昼間作業中に鼻水が出てクシャミが止まらなかった。これは風邪でも引いたかなと思っていたのだが、それもしばらくしたら治まった。
そんなことがあった帰り道、私は自家用車で通勤しているのだが、涼しくなった外気を取り入れようと窓を全開にして運転していたら矢継ぎ早にクシャミが出た。クシャミがしばらく止まらずまた鼻水も出てきた。
もしやと思いクルマに備え付けてあるマスクをしてみた。しばらくすると鼻水もクシャミも治まった。
間違いない。秋の花粉の到来だ。
今から二十年近く前、初めて花粉症を経験した頃アレルギー検査をしたのだった。私の場合はスギ花粉やカモガヤ、ハウスダストに反応があった。たしかブタクサにもアレルギー反応を示した結果だったと記憶する。おそらくブタクサの花粉が当地でも飛び始めたのかもしれない。
下記リンクの「花粉カレンダー」は役に立つ。この時期、クシャミや鼻水が続いて出る方は花粉症を疑って耳鼻科にかかるのもよいかもしれない。
昔、「春を愛する人は…」と始まる「四季の歌」が流行ったことがあった。花粉症の私には春と秋は苦手でとても愛せない。私が住む埼玉県北部の夏はたまに老人が亡くなってしまうくらい暑いし、冬も赤城おろしが吹き荒んで道産子が音を上げるくらい寒い。夏も冬も愛せない。「四季の歌」に「該当なし!」と叫びたくなる私であった。