もともと私は短気だったのだけど、年をとるとともに怒る回数は減ってきたとは思っていた。でもやはり時折癇癪を起こしてしまう。この前の Windows Update もそうだった。長い。長過ぎる。原因は私のミスでもあるのだがアップデートに半日近くかかったときは流石にメゲた。
我が家には実機や仮想ディスクなど Windows 10 が3種類ある。昨年のうちに XP や Vista は廃棄し、Windows 7 や 8 を 10 にアップグレードしておいたものだ。 Insider Preview も1セット所有している。
冒頭のアップデートに半日かかった件は、仕事のファイルも扱うことがある Windows 10 Professional のノートPCに関してである。このPCはわざとSlowリングにして、なるべく Windows Update の適用を遅らせてきた。Windows Update は配布直後に不具合が発生することもあるためだ。しかしもうそろそろ良い時期だろうと Creators Update の適用を先週末に実行したのだった。私は普段早起きである(何しろ年寄りなので)。5時に起床して開始すれば出勤前までに Windows Update が終わるだろうと予想したのだが、甘かった。2時間を経過した7時になっても終わらない。(そのときはダウンロードが終わらなかった) そこで一旦シャットダウンして出勤し、帰宅後に再開したら今度は更新プログラムのダウンロードが終わった後でインストールが繰り返すようになってしまった。何度やっても再起動するとインストール前の状態に戻ってしまう。おそらくダウンロードを途中で中断したのが悪かったのかもしれない。
このときはC:ドライブのディスクのクリーンアップを行い、一時ファイルやキャッシュなどをすべて削除し、「更新アシスタント」をダウンロードしてたっぷり時間をかけて実行することにより Windows Update を適用することができた。
しかしいつからこんなに Windows Update がメンドクサクなったのだろう。
実のところ私は自宅ではほとんど Linux (特に Ubuntu)デスクトップを使用している。Windows は Microsoft Office や Windows バイナリ・ファイルを実行したいときだけだ。その Ubuntu は半年ごとに大きく変化するので(メジャー・アップグレードとでも言うのだろうか)、半年ごとにインストールしなおしている。
こう書くと大変そうに思えるが、私は(Ubuntuの)ルートディレクトリとホームディレクトリのパーティションを分けていて、ルート側だけクリーンインストールし、その後フォーマットしていないホームディレクトリをマウントするのでインストール直後から以前の使用環境がほぼ復元される。
Ubuntu のインストーラは BitTorrent で落としているのでダウンロード開始からクリーンインストール完了まで1時間はかからない。1時間どころか時によっては30分くらいだ。そんなこともあるので Windows Update が重く感じられてならないのだ。
とにかく今回 Windows Update で多少失敗してしまったので次回は週末の、外出しなくても良い日に、一気に3種類の Windows 環境をアップデートしてしまおうと思う。それにしても Update のために起動するくらいのなのが私の Windows の使用頻度なのが情けない。
ところで私は一時期サーバ管理者の真似事をしていた。最近はすっかりその手の業務から離れてしまった。それにしてもクライアントでこれだけ複雑なのだから Windows 7, 8.1, 10 の各種クライアントが混在するネットワークのサーバなんかとても複雑だろうなと想像する。WSUSを導入してもいろいろなケースがありそうで結構大変だろうなとも。
家庭内のような小規模なサーバ・クライアント型ネットワークでもいろいろあるんだろうな、退職したらなるべく Windows を使わないようにしたいな、と妄想している。
(参考)