長いこと日本で Google アカウントの2段階確認プロセス (2-step verification) が利用できない状態が続いていたが、いつの間にか日本でも利用可能になっていた。早速設定してみたのだが、設定後 iPhone のメールアプリでその2段階確認を設定したアカウントの Gmail へアクセスできないようになってしまった。受信トレイをタップするとパスワードが違うので設定せよ、というようなメッセージが設定されて OK を選ぶと設定アプリのメールアカウントの設定の画面になってしまう。
どうしたものかと悩んで検索してみた。(例えば以下のスレッドなど)
Gmail 2-step verification on iPhone - MacRumors Forums
Google アカウントの 2段階プロセスの編集画面からたどって Application-specific passwords (日本語版では「アプリケーション固有のパスワード」)を iPhone に作成し、そのときに表示された文字を新たにパスワードとして入力しなおせば良いのだった。Google が作成したパスワードに変える、といった感じか。Google アカウントの 2段階プロセスの「編集」ボタンをクリックしてさらに Manage application-specific passwords をクリックして*1、適当な名前をつけて (Gmail on my iPhone とか) application-specific passwords を作成する。たしか 16文字くらいの英字が表示される。文字の途中にスペース(空白)があるがそれを無視して iPhone のメールの設定のパスワードの部分に入力する。これで iPhone で Gmail が読めるようになるはずだ。
私は Chrome (Chromium)ブラウザの同期設定もしているのだが、Fedora で設定したものと違う application-specific passwords を Ubuntu の Chromium の同期に設定する必要があった。私は現在デスクトップPC の HDD をパーティションに分けて7つのディストリビューションを使っている。Windows 7 や XP もパーティションや仮想ディスクで使っている。他にもノートPCも同様にマルチブートにしている。それらのアプリケーションでそれぞれ同様の設定をする必要があるのか…
ちょっと目の前が暗くなったが、乗りかかった船。外国人の友人でメールアカウントを乗っ取られた人を知っているので(Gmailではなかった)安全のため2段階確認プロセスを利用していこうと思う。