田舎者Yの日記

定年退職して農業に従事している者のブログ

(海外からスパムコメントが続きましたので、しばらくコメントは承認制にします。)

世襲議員

 福田康夫氏が首相に就任した。日本初の親子の首相であるし、群馬県で4人めの首相である。私は県境に住み、群馬にも親戚がいるので、群馬に親近感を持っているのだが、それにしても4人めとは驚きである。保守王国の面目躍如といったところか。

 ところで組閣の際、高校の先輩後輩ということもあって谷垣氏が入閣か…というようなコメントを聞いた。あれっ?康夫氏は群馬の出身で谷垣氏は京都では…と思ったのだが、調べてみると二人とも東京の私立麻布高校の出身であった。なるほど。

 康生氏は父親の赳夫氏とは違って、東京生まれの東京育ちのようである。(一時期群馬に疎開していたようだ) 福田赳夫氏や中曽根康弘氏が旧制高崎中学(現高崎高校)を出ているので意外な感じがした。意外といえば小渕恵三氏。氏は学習院中等科に在籍したようだ。やはり田舎の有力者というのは都会に子息を送るのだろうか。

 埼玉県民の私がとやかく言うことではないが、都会に生まれ育って地元出身というのもどうなのだろう。参勤交替で江戸に参ったお殿様的な感覚で許容されるのだろうか。


 ちなみに現在の埼玉県知事の上田氏は福岡県の出身である。出自などはどうでもよいか。まして首相ならば日本国籍を有するだけで十分だ。

 しかし群馬県へツーリングへ行くたびに群馬の道路はきれいだなと思うのは出身者に宰相のいない県の者のやっかみだろうか。