今日、仕事から帰るとちょうどNHKの「柳生十兵衛 七番勝負 島原の乱」の最終回であった。木曜日は大抵帰るのが遅いので、一度も全部見ることができなかった。(ちなみに面倒なので録画はしないw)後でレンタルショップで借りて見よ!
私の亡くなった父は時代劇が大好きであった。そのせいで私は時代劇が大嫌いである。父とは何かにつけてよく言い争っていた。
しかし、久しぶりに時代劇を見ると何だか面白い。蛙の子は蛙ということか。
主演の村上弘明さんは二枚目で格好良いんだが、マゲモノもなかなか似合う。特に殺陣が良い。低い姿勢で首を傾げるところなどは最高である。(片目ということもあって首を傾げる演出なのか) 途中で怯んで弱そうな面を見せるのもよくできた演出だと思う。
結局、村上さん演じる十兵衛が父である柳生但馬守を破るシーンからしか見れなかったのだが、やはりそうだよね、父と息子はライバルなんだよね、と私はストーリーとは全然関係のないところで、一人納得をしていた。
いつも私は父に対して反発していた。その父に私が中学生のとき腕相撲で勝ったことがある。ひょっとしたらワザと負けてくれたのかもしれない。
私もいずれ我が息子に負けるかもしれない。いや、そうでないと困る。息子にとって、父とは乗り越えるべき存在なのだから。
そして一緒に飲みあかす夜もきて欲しい。父と息子の関係は母と娘のそれよりも複雑なのだよ………多分。