田舎道を自家用車で通勤している。先日ヘッドライトが片方球切れしていることに気づいた。今まで2,3回ヘッドライトの球切れを経験したが意外と気がつかないものだ。片方のバルブが結構広範囲に照らすためだ。信号待ちで停車したとき前の車にぼんやりと写り込んだ光で自分のクルマのヘッドライトが切れていることに気づいた。
この話を同僚にしたところ、私なんか一度も切れた経験がない、Yさんのクルマは変なのではないか?!とまで言われてしまった。いやいや自動車通勤を30年以上もやっていれば2,3回くらいの球切れは普通だと思うが。そういえば私は新卒の頃から今までクルマを7回乗り換えたのだった。中には新車購入から半年で球切れしたこともあった。たしかヘッドライト・バルブは消耗品なので保証対象外、とディーラーに言われたこともあった。私はいわゆる全損事故を2回経験したこともあって乗り換え回数が多いのだが、バブル期までは私の周りにもクルマを頻繁に買い換える人がかなりいた。今ではうちの近所は新車といえば軽ばかりだ。
今私が乗っているのは平成19年式のフィット、DBA-GD1 だ。バルブはハロゲン。以前プジョーに乗っていて全損事故に遭い、その補償金で購入した中古車だ。もうクルマに金をかけるのに馬鹿らしくなって、近くのカー用品店で「お買い得」と書いてあった格安のヘッドライト・バルブを購入し装着した。DBA-GD1 はタイヤハウスの内張りを外して下から(タイヤハウス側から)バルブを交換するというアクロバティックな仕様なので、ショップの人に取り付けていただいた。(私は一度ポジションライトを自分で交換したのだが一度で懲りた)
ショップでバルブ売り場を見て驚いてしまった。「色温度」が表示してあるのだがほとんど白色に近い高い値のものばかりだった(ちなみに私は 5400K のものを買った)。
それからショップではほとんどが2個を一組としてセットで販売されていた。今時、バルブのバラ売りはしないのか。(後日別のホームセンターでバラのものを見つけたが2個セットで買った私のものより高かった。またビックリ!)
バルブ交換の際、切れていない方のバルブを何かのときの予備に、と貰おうと考えていたのだが当日は冬用タイヤへの履き替えでお店が超満員だったため言わず終いだった。予備用にとっておいても色温度が違いすぎるので使えないかと諦めた。
おそらくはディスチャージヘッドランプの流行のせいでハロゲンのバルブでも色温度の高いものが好まれるのかもしれない。私はやや黄色い純正のライトのほうが好きなので、白や青みがかった光は好きではない。しかし白色光は照らされた物体の色味がよくわかり、照らされたはっきり視認できるような感覚がしなくもない。
色温度が高いほうが視認性が良いのか、あるいは低いほうが良いのか、どうもいろいろと議論があるようだ。私がバイクでお世話になっている青物横丁の巨匠は低めのライトを推していた。私は以下の問のベストアンサーの解説が的を射ているような気がする。
ヘッドライトの色(色温度)よく黄色いバルブは雨の夜道... - Yahoo!知恵袋
この次にライトが切れたらスポーツカーでも買おうかな、と妄想に浸るボーナス期である。いかん、クルマにはもうお金をかけないのであった…。