Ubuntu One が終了する。Ubuntu のクライアントの指定されたフォルダ内のデータをクラウドを経由して同期するサービスだ。2014年6月1日に終了予定とのこと。
一般の方にはナンノコトヤラといったニュースかもしれない。私は自宅に複数の Ubuntu クライアントを持ち、地元の勉強会でプレゼンに使うノートと自宅のデスクトップ(もちろん Ubuntu)でデータが同期し勉強会のメモを後で整理したりするのに使っていた。今回のサービス停止の発表はちょっとつらい。
でもつらかったのは「ほとんど使ってなかったからカンケーない」というコメントをはてなブックマークでいくつか見かけたとき。やはりそんなもんか…。
乗り換えを考えなければならないのだが、ほとんどのユーザは Linux 向けアプリを出している Dropbox に流れるのではないか。最近ライス元米国国務長官を向かい入れて血気盛んという印象だ。
ライス元国務長官、Dropboxの取締役に就任 | TechCrunch Japan
しかし私は仕事関係で既に Ubuntu クライアントで Dropbox のアカウントを使ってしまっている。Microsoft の One Drive (元 SkyDrive)は私が聞く範囲では評判が良いが、やはり Linux 向けのツール等はないようだ。Otixo を介して同期させる方法があるが、以前やってみたが私の環境では書き込みが遅かった。たくさんあるデータを同期させるのもちょっと憂鬱だ。Google Drive は利用規定から個人的にはあまり利用したくない。(ただし Gmail で添付ファイルを閲覧したりして私は既にいくつか利用してしまっている)
GoogleはGoogleドライブに置かれたファイルのライセンスを取得したことになります:海外速報部ログ:ITmedia オルタナティブ・ブログ
Dropbox で複数のアカウントでも同期できる方法がありそうなのでこの週末挑戦してみたい。
それにしてもサービスを継続するってのは大変なことなのね。あの Canonical にしても Ubuntu One を終了せざるを得なかったんだから。今話題になっているが Microsoft は Windows XP を12年以上もサポートしたんだから大したもんだと私は思う。サポート切れを嘆く人は少なくないようだけど。
万物流転。そんなことを思い出した春だった。