うちのカミさんはミルクティーが好きなのだが、私もつられて最近よく飲むようになった。紅茶は淹れるのにちょっと時間がかかるので職場ではパウダー状のインスタント・ミルクティーをよく飲む。甘い飲み物が疲労回復になる。
今日も職場でインスタントのミルクティーを飲んでいたところ、勤務時間終了まじかだったのでサーバーに少しだけコーヒーが残っていた。貧乏性の私は少しだけ残ったコーヒーを捨てるのがもったいなくて、何気なくその残り物のコーヒーをミルクティーに入れてみた。感動した。すごくうまい。ちょっとだけ入れたコーヒーで紅茶が香ばしくなった。
新しい飲み物を発明した、と思って念のためウェブ検索すると、紅茶とコーヒーを混ぜあわせたものを香港では鴛鴦茶というらしい。そうか、よく知られた飲み物なのか。ちょっと残念。
鴛鴦茶(えんおうちゃ、ユンヨンチャー)は、香港で一般的な飲み物で、紅茶とコーヒーを混ぜ合わせたもの。広東語では鴛鴦(ユンヨン)と略すことが多い。日本語ではウーロン茶と呼ばれる場合もある。多くは、砂糖とエバミルクをたっぷり加えて飲む。
鴛鴦とはオシドリのこと。オシドリの雌雄が仲睦まじくいる様をコーヒーと紅茶が融け合っているものに例えて名付けられたようだ。
私がたまに訪れる足利のコーヒー屋台アラジンのマスターであるジローさんは「ブレンドをするときは1:1にしないほうがよい。特徴が打ち消し合って面白みがなくなるから」と言われたことがあった。これはコーヒー豆のブレンドに関することなのだが、この鴛鴦茶にも当てはまるような気がする。
今回はミルクティーが多めだったのだが、逆の割合だったらどうだろう。
今度また作ってみたい。