昨年 Acer AO753 というネットブックを買い改造してみた。HDDを換装してパーティションをたくさん切り、Windows7 と Linux をデュアルブート(というか複数のディストロがあるからマルチブート?)させている。
昨年のうちは AO753 が発売されてから間もなかったせいか Linux のインストーラがハードウェアを認識してくれないことがあって困ってしまった。なんとか Ubuntu 10.09、Fedora14、openSUSE 11.3 はインストールできた。しかし Debian 5.0 はインストールできないでいた。数ヶ月前に Debian 6.0 がリリースされたので再度インストールに挑戦してみた。あっさりとインストールできた。
昨年 Debian 5.0 がインストールできずに悩んでいたころ、lspci コマンドを使って以下のサイトでチェックしてみた。(私のネットブック Acer AO753 には既にいくつかの Linux がインストールされていたので lspci は使えた。)
Debian HCL; Debian GNU/Linux device driver check & report
有線通信カードの欄にはカーネル 2.6.34 と表示されたので、ひょっとしたら Debian 5.0 はインストールできないのではないかと半ば諦めていた。(どこかで Deibian のインストーラはもっと低いバージョンのカーネルを使っているというのを読んだ気がした)
新しいバージョンの Debian がリリースされたら再度インストールに挑戦してみようと思って、今回成功した。おそらく新しいインストーラが私のネットブックの有線通信デバイスを認識することができたからうまくいったのだろう。
なお、私の AO753 には CD/DVD ドライブはない。私の場合、Debian の CDイメージの iso ファイルをインストールし UNetbootin というツールを使ってブート可能な USB メモリを作り、それから起動してインストールした。非常に簡単に作成することができた。
UNetbootin - Homepage and Downloads
ところで 複数の Linux (および Windows7)でマルチブートにしてあるのだが、ブートローダには GRUB を使っている。大抵の最近のディストロは GRUB を使っているからだ。特に気にせずインストールするとブートローダは最後のインストールしたディストロによる GRUB が使われることになる。(もちろんブートローダを変えない設定もできるが渡私には面倒なのでそうしている)
今は最後に Debian のものを使っているが、Debian 6.0 の起動画面(OS選択画面)がとてもかわいい。これだけでも Debian をインストールした価値はあった(?)と思っている。