仕事帰りに堂平天文台の星空観望会へ行ってきた。流星群が話題になっていることもあって参加者が多かった。
私はうちの子どもを連れて行こうと思ったのだが、子どもが乗り気でなかったので今回は私ひとりで参加した。やはり子連れが多かった。次回は子どもと行ってみたい。それからナンとバイクで訪れた人も複数した。そのうちの一人は英国人であった。バイクでも行ってみたいものだ。
天文台の内部へ
参加者は最初30名程度。その後ダラダラと参加する方が来た。軽く50名は越えていたと思う。大型の望遠鏡は木星に照準を合わせていた。参加者多数のため列に並んで見たのだが、私は2回ほど見た。ガリレオ衛星もくっきりと見ることができた。
天蓋を開けたので、外気が流れ込み結構寒い。私は仕事の服装のまま参加したのだがコートでも持って行けばよかった。しかしこの寒いのに蛾の一種も明かりに釣られ中に入ってきた。一部の昆虫にとってはまだ暖かいのかもしれない。
写真ではわかりづらいかもしれないが、背の低い子どもがいるときは台を上昇されてくれる。大人は頭が望遠鏡にぶつかりそうで危なっかった。
大型望遠鏡の本体には ”NIPPON KOGAKU” の文字が。日本光學工業、現在のニコンである。(フラッシュなしで撮ったのでブレブレである)
恐ろしく古いPC
この堂平天文台は東京大学から地元のときがわ町へ移管されたものらしいが、運営はボランティアの方々がやっていて予算も十分にはないそうである。
大型望遠鏡の制御はナンと PC-9801DX という恐ろしく古いPCを使っていた。プログラムは5インチフロッピーに保存しているとのこと。
今時、この手のPCは見かけないので、部品取り用に倉庫に同型機種を数台確保しているそうである。しかし、それも尽きると制御用のPCがなくなってしまうらしい。一度業者にシステム変更を見積もらせたそうだが軽く200万円を越え、財政難から簡単に交換するわけにはいかないとのことであった。
支援してあげたいのだが、私にはどうすることもできない。もしコンピュータ(制御)に詳しい方がいたら是非とぎがわ町に一報をお願いします。
ちなみにPCの裏側は以下のようであった。通信には RS232C を使っているとのこと。
他にも山頂から見た夜景なども撮ってみたのだが、ブレブレのボケボケであった。人間の目で見るような画像を撮るのは難しいようだ。
(追記)
上の写真にある旧型PCの背面から繋がっているのは下の写真の機械です。私の日記を見てアドバイスできる方はほとんどいないでしょうが(笑)、もし旧型PCを使わなくても何とかできそうだと思われる方は堂平天文台または、ときがわ町役場へ一報をお願いします。