自宅に AMD の CPU (Ryzen 5) の Windows11 のデスクトップPCが1台あるのだが、ユーザー・プロファイル(Windows でユーザー情報を保存してある領域、フォルダ)を作り直してみた。AMD のユーザーならば定期的にプロファイルを作り直すのも良いかもしれない(って私がわざわざ書かなくても周知のことかも)。
今回は、あることのついでにプロファイル再構築をしてみたのだが思ったよりも動作が軽くなった感じがするので(あくまで個人の感想です)、今後も時折り作り直すために備忘録も兼ねて記事にしてみた。
なんで「ついでに」作り直すことになったかというと、昨年末に私が所有するいくつかのアカウントのパスワードを変更したのだが、それがきっかけだった。セキュリティ的には定期的にパスワードを変更しなくても良いそうだが(というか定期的に変更しようとするとパスワードに規則性などが生じてかえって良くないらしい)、しばらく変えてなかったのでどうも気になって変えてしまった。(旧来の因習に洗脳されてしまっているのだろうか?)
そのパスワードを変更したアカウントの中に Microsoft アカウントもあったので、Windows11 の設定を OneDrive と同期しているので、ついでにユーザー・プロファイルも作り変えようと思いたったのだ。
私の PC には Microsoft アカウントと同期していないローカルの管理者権限を持つユーザーが設定してあるので、そのローカル管理者で Windows にサインインして、プロファイルを作り直す対象のユーザーを、[設定]→[アカウント]→[他のユーザー] の設定画面でローカルPCから削除し、エクスプローラーで C:\Users\(削除したユーザー名)のフォルダ(ユーザー・プロファイル)の名前を変更した。
本当は一気に削除すれば良いのかもしれないが、OneDriveと同期していないが、何か必要なファイルがあるとマズイので、いったんリネームして保存しておいた。自分の場合 MUA に Thunderbird を使っていて、ローカルディスクにメールデータを保存しているので、 ユーザー・プロファイル内の AppData\Roaming\Thunderbird のフォルダを(後に述べる方法で)作成しなおした新しいプロファイルにコピーした。これでプロファイル再構築後も Thunderbird で、以前と同じメールデータにアクセスできた。
対象ユーザーを削除したあとに再びローカルの管理者でサインインして、[設定]→[アカウント]→[他のユーザー] で再度削除したのと同じ Microsoft アカウントをユーザーとして追加し、そのユーザーで再びサインインすればプロファイルが再び作られる(少し時間がかかる)。以上である。
冒頭で AMD ユーザーはユーザー・プロファイルを作り直すと良いかも、と書いた。それは AMD の CPU の環境で、ファームウェアというか、ビデオやオーディオのドライバー等をアップデートすると AMD External Events Utility というサービスに関するトラブルが発生するためである(私はバグではないかと思っている)。
ドライバーをアップデートした後にサインインすると、このサービスが 「ハードウェア設定が変更されました。変更を有効にするには、コンピューターを再起動してください」というメッセージを吐くようになるのだ。しかもタチが悪いことに何回再起動しても同じメッセージが表示されるのだ。詳しくは以下の記事を参考にされたい。
このメッセージを表示させないためには、AMD External Events Utility を停止したり無効化する必要がある。別の方法として、ドライバーをアップデートした後にユーザー・プロファイルを作り直すとメッセージが表示されなくなるそうだ。たしかに私のPCではプロファイル再構築後は表示されなくなった。めでたしめでたし…。
概ね月に一度くらいは AMD からドライバー更新の通知が来る。私は律儀にもほぼ毎回アップデートを適用するのだが、またいずれこのメッセージが表示されるようになるかもしれない。そのときはまたユーザー・プロファイルを作り直せば良いかなと考えている。
最後に、YouTube で PC や Windows について解説している動画をみると、そのほとんどが OneDrive との同期はデメリットが多いので無効化すべき、と主張しているように思える。私は逆に、複数の Windows を使っていると使用環境が同期されるので非常に便利だと思っているので、このような風潮は非常に残念である。
たしかに、例えば同期対象のドキュメント・フォルダやデスクトップなどに容量の大きいファイルをコピーしたりするとシステムが固まってしまうような困ったことが起こる。PC からクラウドに同期しようとデータをアップロードするため、システムの動作が極端に遅くなったり容量オーバーでエラーが起こったりするのだろう。私自身、動画編集をしようと編集対象の動画ファイルをデスクトップに貼り付けた途端、PCがフリーズしてしまい焦ったことがあった。
そんなことがあってから、私はOneDriveへの同期対象フォルダには容量の大きいファイルを置かないようにしたり、同期フォルダ内のファイル総容量を気にするようになった。また、ファイルサイズの大きいデータやクラウドと同期させたくないデータは、ストレージデバイスに新たにフォルダを作成して保存している。一か所にまとめておけばバックアップも取りやすい。
要するに OneDrive と同期させるデータと、そうではないデータを分けておけば、それほどデメリットは感じられないと思うのだが、どうだろう。
自分の備忘録も兼ねて記事を書いてみたが、まとまらない文章になってしまった。いずれにしても、また近いうちにユーザー・プロファイルを再構築しようと思っている。